8月25日、161回目の「火曜日行動」です。
161回目の「火曜行動」大雨が心配される中、無事終了しました。
3か月間骨折のため入院・リハビリを続けられていた館山牧師が退院したばかりなのに、秋を待てず府庁前にいらっしゃいました。みんな胸がいっぱいでした。
-中山さんのコメントー
「先週、退院された舘山さんが今日は府庁前に。入院中もウリハッキョの話になると涙ぐんでられました。入院中も生徒たちの顔を思い出されていたのでしょう。
退院したらすぐに駆けつけると決意されていたそうです。それほど府庁前にこだわってられました。
舘山さんで思い出すのは、中原教育長(当時、今はギャンブル企業の顧問)との遭遇の光景です。毅然とした態度で「生徒たちのことを考えていますか」「子ども達を悲しませないでください」「答えて下さい」と詰め寄っていました。教育長は、”わかった、わかった”というようなそぶりをして、逃げるように庁舎に走っていきました。こいういうことが数回ありました。普段温和な舘山さんが、鬼のような形相で中原をにらみつけていました。
私は一回も遭遇していません。避けるように横の舘山さんの横を通りました。牧師であり、柔和なお顔の舘山さんの横を安心して通ったのかもしれません。しかし、そこには鬼のような形相の舘山さんが。
今日は流石に1回、座ってられましたが、大変元気でした。元気で何よりです。
舘山さんも今回から、参戦です。」
(レポーター中山さん)
―木村さんのレポートです。-
館山さん復帰です!! ご夫婦で来られました。台風の接近であやしい雲行きでしたが、それを吹き飛ばすような晴れやかな気分になりました。
最初はいつものように長崎さんの第一声からです。
・長崎さん
国連の差別撤廃の勧告は国だけではなく、補助金を停止している大阪府に対しても向けられている。
東大阪中級学校が大阪府の代表としてサッカーの試合に出ているのに、この学校に大阪府が補助金を打ち切ることに大きな矛盾と怒りを感じている。
安倍談話では、これ以上の謝罪はいらないと言っているが、これまで過去に向き合ってこなかった。戦争の清算は終わっていない。
北海道のキム教頭(現在千葉初中の校長)のブログが反響を呼んでいる。──在日朝鮮・韓国人が納めてきた税金が1年に2980億円、一方朝鮮学校への補助金はかつては4億5000万円それが打ち切られている。
偏見を持って心のシャッターを降ろしてしまっている人との関わりにジレンマを感じている。
朝鮮学校での美術活動については、画一的なことをさせられているのではという先入観を持つ人も多いが、実際には、自由に楽しく創造的な作品を作っている。
鳥取大学の教授が学生に朝鮮学校を見学させ、その学生の感想:「子どもたちの作品は描きたいという思いを出している。それに引き替え、自分の受けてきた教育は、どうすればうまく描けるか、もっと言えば、どうすれば賞を取れるかというものだった。」(レポーターは木村さん)
今日も長崎さんが先頭に立ってくださいました。
仮に1回につき30分間アピールされたとして毎回アピールされている時間を合わせればいったい何時間になるでしょうか!単純計算をしても80時間になります。
いつも暖かく、人間味あふれる長崎さんのアピールは道行く人々、府庁で働く人々、行動参加者たちに勇気を下さっています。
「火曜バンド」の皆さん。
今日の「火曜バンド」の皆さん、少しメンバーが違うと思いませんか?そうなんです。
木村さんが今日はレポータ―になって下さっているので代わりに平田さんが手拍子で応援に行っています。
私もチャンゴを持って来れば良かったかなぁ?(笑)
―古賀さんのコメントー
「サンシン、手拍子、打楽器隊ナイスです。軍楽隊の反対=民楽隊。
サンシンの森本さんと近々、海外ライブ、やります! 拍手をいただけるか、卵を投げられるかはやってからのお楽しみ。」
ー森本さんのコメントー
「今日は館山さんが久しぶりにお顔を見せてくださって嬉しかったです。
「平田さんが言っておられた通り三ヶ月かかりました」とご本人がおっしゃったとおり、3ヶ月ぶりになるんですね。まったく同じ穏やかな笑顔なつかしかったです。
「よく来てくださいました。」「無理して来てくださらなくても。」相矛盾することをいっぺんに言おうとして、こちらは口をもごもご。館山さんは「ようやくいい兆しが出てきました。この20年長かったけどね」と希望を見出すまなざしを向けられました。ぼくもまったく同感です。同じ感想を短歌で記します。
「 弁護士が学者が声挙げ起ち上がる非戦の国の本領発揮 ちゅうき」
「 若者に続きミドルズ声挙げて平和愛する国の頼もし ちゅうき」
梁ハルモニ今日もお元気です。
若い先生方のエネルギーが元気を一杯くれました。
サユさんと初めて一緒に写真を撮っていただきました。彼女は私を大阪のオンマと呼びます。?え?姉妹じゃないの?(笑)
―木村さんのレポートー
・北大阪初中の玄先生のアピール
我々は難しいことは言っていない。子どもたちが当然受けるべき学習権、そのための環境を整えるための教育助成を求めているだけ。
この話を韓国の友人にすると、たいへん驚き、国際的には通用する話ではないと言っていた。
裁判は大詰めを迎えている。朝鮮学園側の弁護士は毎回様々な角度から熱く語っているが、大阪府・市側の弁護士といえば「検討させていただきます」だけで、反論しないし、できないのだ。
20年以上大阪府・市といい関係を築いてきたのに、政治状況を背景に突然100%カットされ、学校運営は逼迫し、ぎりぎりの状況が続いている。
どの朝鮮学校でも地域に開かれた行事をおこない、毎回500人ほどが来てくれるが、まだまだ地域全体の少数に留まっている。ぜひ一度学校に来て見てほしい。
サッカー大会では普通に勝ち上がって、大阪の代表となったのに、なぜ行政的な差別を受けなければならないのか。」(レポーター木村)
・生野初級学校の音楽の先生のアピール
子どもたちのため、明るい未来のため、決して諦めず、火曜行動に参加していきたい。(レポーター木村)
・大阪第4初級の先生、3人の子どものオモニのアピール(レポーター木村)
担任する子どもたちといっしょに、学校行事のピーアールと無償化問題について、自分たちで作ったビラをコリアタウンでまいてきた。
コリアタウンでは多様な応答があり、どちらかといえば好意的な反応が多かったが、先日大阪府庁前でビラまきをしたら、あまりの反応の冷たさに子どもたちはびっくり。
「次も行きたい」と言う子もいれば、「コリアタウンの人たちとは違う」という感想も。朝鮮高校の先輩たちの姿にあこがれつつも、現実には障害があると切実に実感。経済的な心配をせずに、自分の夢を伸ばしたいが、毎日たいへんな親の姿に心を痛めている。
3人の子どもは皆民族学校へ。その理由は、自分のアイデンティティについて考え、日本社会で生きていくために、在日朝鮮人として地域に根を張って生きていくために、必要だから。
朝鮮学校の学生美術展では、「のびのびした創作意欲」「カラフルな色遣い」「社会を直視した鋭い作品」という評価をいただいている。
ヘイトスピーチや原発の問題などを自分の目と心で考え、表現している。子どもながらに、ニュースを見て考えたことを葛藤を繰り返しながら表現している。
この学生美術展は、朝鮮学校が廃校となった山陰でも日本人の手によって8年前から開催されている。このようにお互い認めあう環境を作っていきたい。(レポーター木村)
一生懸命メモを取って下さっている木村さん、ご苦労様です。投稿有難うございます。
―大阪朝高オモニ会副会長のアピール―
火曜行動に参加するたびに怒りしか覚えない。1948年の教育闘争の時から変わっていない。あの時の差別が今でも続いていることに怒りを感じる。(レポータ木村)
最後の〆はやはり長崎さんです。
―ー長崎さんの最後のアピールー
最後にもう一度長崎さんが涙ぐみながら
「差別を受けている立場の人が「お願いします」と頭を下げ、日本人が無関心に通り過ぎている。
「火曜行動をして何が変わるのか」という冷ややかな声もあるが、ここに立つのをやめたらこれまでの歴史がなかったことにされてしまう。」(レポーター木村)
横道さんが自家製のゴーヤを又沢山配給してくださいました。私もいただきました。コマッスムニダ。
前に頂いたときはキムチ、豚肉、玉ねぎ、ニンジンとゴーヤを一緒に炒めて食べました。美味しかった!
「火曜バンド」の木村さん、今日はレポーターご苦労様でした。
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行動のあと、久しぶりにフレンチバイキングの店に行ったら、たまたまパク・サユ監督も食べに来られてて、沖縄で『60万回のトライ』の上映が大評判だったという話をたくさんしていただきました。(前に監督から沖縄限定紅芋プレッツレルをいただきました。ありがとうございました。)(木村)
皆さんの援護射撃のおかげで161回目の「火曜行動」のアピール等を書き込むことができました。これからもよろしくお願いいたします。
来週も頑張りましょう!