このブログは、2007年の10月にアップした文章を、
少しなおしたり、付け加えたりして、再度アップしたものです。
最近おむすびに登録されたり、このブログを読み始めた方
は、以前のブログに載っている記事までさかのぼって
なかなか読む機会がないのではないかと思います。
保育のヒントには、少し前の情報でも、十分役に立つものが
あるので、今後も、少し手を加えるなどして
紹介していきたいと思います。
今回は、離乳食についてです。
食事の習慣は一度ついてしまうと、なかなか直すことが
むずかしくなります。
良くかんでのみこむことが出来るようになるために
離乳食の時から気をつけて あげましょう。
離乳食が進み、6か月をすぎる頃、
赤ちゃんは自分で唇をかぶせるようにして
スプーンから食べ物を口の中にとりこめるようになります。
成長に合わせて上手に食べさせてあげましょう!
そのためには、
① スプーンを赤ちゃんの顔に対して垂直になるように唇にあて
食べ物がいきますよと合図します。
② スプーンを下唇の上にのせ赤ちゃんが
上唇でスプーンの上の食べ物を口の中に
とりこむのを待ってからスプーンを
そのまま引き抜くようにします。
その時スプーンを口の奥に入れたり上あごや上唇に
なすりつけたりしないようにしましょう。
また、一度にたくさん入れるのではなく、食べ物を舌やうわあごや
歯ぐきでつぶしたり、舌でかきまぜながら
モグモグが十分できる
適量を入れてあげましょう。
自分でスプーンを使って食べられるようになってからも
適量がわかっているとしっかり噛むことができます。
それから、食欲があるからといって、
まだ口の中に食べ物が入っているのに、次々に
あげてしまうと、しっかり噛まないで、飲み込んでしまう
丸飲みする習慣がついてしまいます。
もぐもぐごっくんして食べ物を全部飲みこんでから
次をあげるようにしましょう。
まる飲みなどの習慣がついてしまうと、
離乳食がすすみ、かまなくては飲み込めない
食材が出てくると、とたんに食べなくなくなって
しまいます。子育て相談で偏食で相談される
お子さんのほとんどが、やわらかい物しか
食べられないそうです。
離乳食の中期から後期にかけて
たくさん経験させてあげたいのは、形があって
歯ぐきでつぶせる柔らかさのものをもぐもぐして
食べること。大根、人参、じゃがいも、とうふなどを
赤ちゃんのひとくち大に四角くころころにきって
大人が指先で弱い力で押しても簡単に
つぶせるくらいの柔らかいかたさに煮ます。
よく噛むと唾液もたくさん出て、消化にも良く、
胃腸にも負担をかけなくてすみます。
0歳のこの時期に、大人になってもつづく
良い食習慣をつけてあげてくださいね。