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2017年2月26日 浅春

 先週は「春間近」と書きました。そして今日は「浅春」。冬から春に向かって季節が動いていることを間違いのない事実(のはず)ですが、それでは「春間近」と「浅春」の違いは何かと云えば・・・


 先週はまだ蕾だった鶯神楽(うぐいすかぐら)の花が咲いたこと。雑木林の主たるクヌギとコナラが芽吹きの時を迎える前の林床で、鶯神楽が咲いたその日が春の初めの日であると、私は決めているのです。ですから今日から春。でもそれはまだ浅い春、「浅春」なのです。


 鶯神楽が咲いていた急斜面の雑木林を登り切り尾根にでて少し歩いたところにある竹と雑木の混合林。中央は陽を求め竹に負けまいとした結果ヒョロヒョロと背丈だけが伸びてしまったクヌギの木。

 春まだ浅い畑で青々と繁る麦。暖かくなるに連れて爆発的な勢いで成長を始めます。


 陽当たりの悪い谷戸奥の梅もようやく満開の時を迎えたようです。この梅の木が満開を迎えたのも、春が来た証拠の一つなのです。

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