田舎住まい

吸血鬼テーマーの怪奇伝記小説を書いています。

わがこころに落ち葉ふる。  麻屋与志夫

2017-10-08 05:37:03 | ブログ
10月8日 Sun.

●きゅうに寒くなった。
季節のうつりかわりが、あわただしい。
ホリゴタツにふとんをかけるようにカミサンにたのむ。

●ブラッキ―と日溜まりの縁側に腰をかけて庭の花々が凋落していくのを眺めていた。
「今年は暑かったせいかしら。バラが貝がら病にやられて、散々だったわ」とカミサンが嘆いている。

●ブラッキ―がのどを鳴らしながらわたしのひざにのぼってきた。
光をあびて、毛色が金茶色に見える。
むかし「黒猫といえども白髪二三んボン」と俳句をひねったことがあった。
ところが、20年、文字どおり寝食をともにしているわが最後の肉食系の彼女は毛並みが退色してきていた。
耳の内側などは真白な毛になってしまった。
老いがひたひたとせまってくる。

●わたしも、この三週間ほど、ひざの痛みに悩まされている。
このまま歩けなくなってしまったらどうしたらいいのだ。

●いよいよ、これからだからな。これからが長生きラリーのはじまりだからな。
とブラッキ―に声をかけて背中をナデテやる。
ブラッキ―が「ンギャ」と応える。
鳴きかたまで、彼女はかわってきた。
声をかけると、「ウン」とか「オス」というようになってきた。
だんだん人語に近づいてきている?

●この一月。
「侵略された街」の推敲でブログをアップてきなかった。
だらしないな。
反省しながら庭仕事に励むカミサンの背を見つめる。
ひらひらと落ち葉が彼女の背にふりかかっている。




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