11月9日 Fri.
●暦の上では立冬がすぎた。裏庭のアイスバーグが寂しく咲いている。この薔薇はわたしがはじめてワイフに教えてもらって覚えた名前だけに印象深い。白い透きとおった花弁で、花言葉は初恋。
●この薔薇をテーマに、場所は神代植物園での出来事として小説を書いた。カクヨムの短編小説の部屋「第2話 初恋の白いバラ」がそれです。ぜひ読んでみてください。
●薔薇のかげから白猫があらわれた。いまのところ、裏庭のデッキにある猫カフェには二匹の白猫だけがお客だ。いつのまにか、シルバーは来なくなった。雌猫なので高いところが好きで、よく園芸用の道具を置く棚の一番上にふいに現れることがあった。待てど暮らせどこぬシルバー。亡くなったのだろう。野良ネコの寿命は四、五年だという。あわれなものだ。
●肌寒くなった先週の某日、同級生だった画家の村上犀君の訃報がとどいた。これで現役で活動している同級生はわたしひとりになってしまった。寂しいものだ。わが身辺がにわかに寂寞とした。
麻屋与志夫の小説は下記のカクヨムのサイトで読むことができます。どうぞご訪問ください。
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●肌寒くなった先週の某日、同級生だった画家の村上犀君の訃報がとどいた。これで現役で活動している同級生はわたしひとりになってしまった。寂しいものだ。わが身辺がにわかに寂寞とした。
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