田舎住まい

吸血鬼テーマーの怪奇伝記小説を書いています。

棚から猫が落ちる。  麻屋与志夫

2019-09-03 12:24:45 | ブログ
9月3日 火曜日。
●廊下の隅に二メートルほどのロープが蛇のようにとぐろを巻いた形状で放置されている。なるほど、これではルナが蛇と思ってとびつくはずだ。

●アメリカンショートーヘアーのルナがわが家にきてから半年が過ぎた。アメシヨーの先祖はイギリスから船に乗って新天地アメリカにやってきた。ネズミや蛇をよくとる。抱かれるのはキライな性格というのが検索した結果だ。

●広いアメリカの荒野を走り回ったDNAを受け継いでいるのだろう。日本の家屋としてはあばら家ではあるがかなり広いわが家を縦横無人に走り回っている。

●「キャー」という悲鳴。カミさんがルナに激突された。よろめいて倒れはぐった。
ルナは障子やフスマにもよくつきあたる。目やにがついていることがある。目が悪いのではないかとカミさんは心配している。毎日、それほどあちこちで衝突音を立てている。棚から落ちる。「棚から牡丹餅ではなく。棚から猫だ」などとわたしにからかわれる。

●猫は物静かに動く。という猫の習性を修正しなければならないようだ。だかれるのはキライ。まさにそのとおりだ。「ひとつ、ふたーつ」と数えて五つくらいが限度だ。

●猫らしいところのない猫。いままで半世紀にわたって猫と共棲している。まつたくその経験が役に立たない。「猫かぶり」という言葉があるが、野生の荒々しさをむき出しにしたアメショーだ。

●周囲のことなぞ、とんと配慮せずわが道を行く。トランプさんみたいな猫だ。



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