田舎住まい

吸血鬼テーマーの怪奇伝記小説を書いています。

鏡に映つったおのが姿に汗がたらたら……麻屋与志夫

2019-09-22 07:07:07 | ブログ
9月22日 日曜日
●朝起きて前方をなにげなく見ると、親父がいてこちらを見ている。
「おとうさん、急に老け込みましたね」
声をかけてみて気がついた。86歳になるわたしに父が生きているわけがない。
だいいちわたしの記憶のなかの親父よりぐっと年寄りだ。

●このところ、下の書斎で寝起きしている。12メートルほど離れた部屋の隅が妻の化粧コーナーだ。和服を着るのが好きな妻が「上野家具屋」で購入した姿見だ。和服を着て全身を映すことができる。いや、小柄な妻より背が高い。

●その鏡のなかでわたしがこちらを見ているのだった。よくこの年まで小説を書き続けてこられたものだ。わたしの、このGGのワガマは、妻の理解があったから続けてこられたのだ。だいいちこのところ原稿料にありついていない。その点では無収入だ。いつ売れるかとむなしい期待。見果てぬ夢。

●平成5年に「月刊小説」や「特選小説」に掲載されていらい、まったく忘れられた小説家として生き恥をさらしている。

●だいたいこのブログを書きだしたときには、5年もあればカムバックできるだろうと気軽にかんがえていた。もう13年も経過している。情けないったらありやしない。

●そろそろ、妻が起きだす時間だ。お腹がすいてきた。食欲ばかりが旺盛なので、恥ずかしい。

●「居候、三杯目にはそっとだし」ではないが、無駄飯食いのGGが「お燗、一本つけてよ」と……堂々と言えるような日は、はたして訪れるのだろうか。



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