9月22日 日曜日
●朝起きて前方をなにげなく見ると、親父がいてこちらを見ている。
「おとうさん、急に老け込みましたね」
声をかけてみて気がついた。86歳になるわたしに父が生きているわけがない。
だいいちわたしの記憶のなかの親父よりぐっと年寄りだ。
●このところ、下の書斎で寝起きしている。12メートルほど離れた部屋の隅が妻の化粧コーナーだ。和服を着るのが好きな妻が「上野家具屋」で購入した姿見だ。和服を着て全身を映すことができる。いや、小柄な妻より背が高い。
●その鏡のなかでわたしがこちらを見ているのだった。よくこの年まで小説を書き続けてこられたものだ。わたしの、このGGのワガマは、妻の理解があったから続けてこられたのだ。だいいちこのところ原稿料にありついていない。その点では無収入だ。いつ売れるかとむなしい期待。見果てぬ夢。
●平成5年に「月刊小説」や「特選小説」に掲載されていらい、まったく忘れられた小説家として生き恥をさらしている。
●だいたいこのブログを書きだしたときには、5年もあればカムバックできるだろうと気軽にかんがえていた。もう13年も経過している。情けないったらありやしない。
●そろそろ、妻が起きだす時間だ。お腹がすいてきた。食欲ばかりが旺盛なので、恥ずかしい。
●「居候、三杯目にはそっとだし」ではないが、無駄飯食いのGGが「お燗、一本つけてよ」と……堂々と言えるような日は、はたして訪れるのだろうか。
麻屋与志夫の小説は下記のカクヨムのサイトで読むことができます。どうぞご訪問ください。
カクヨムサイトはこちら
今日も遊びに来てくれてありがとうございます。
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皆さんの応援でがんばっています。
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●その鏡のなかでわたしがこちらを見ているのだった。よくこの年まで小説を書き続けてこられたものだ。わたしの、このGGのワガマは、妻の理解があったから続けてこられたのだ。だいいちこのところ原稿料にありついていない。その点では無収入だ。いつ売れるかとむなしい期待。見果てぬ夢。
●平成5年に「月刊小説」や「特選小説」に掲載されていらい、まったく忘れられた小説家として生き恥をさらしている。
●だいたいこのブログを書きだしたときには、5年もあればカムバックできるだろうと気軽にかんがえていた。もう13年も経過している。情けないったらありやしない。
●そろそろ、妻が起きだす時間だ。お腹がすいてきた。食欲ばかりが旺盛なので、恥ずかしい。
●「居候、三杯目にはそっとだし」ではないが、無駄飯食いのGGが「お燗、一本つけてよ」と……堂々と言えるような日は、はたして訪れるのだろうか。
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