田舎住まい

吸血鬼テーマーの怪奇伝記小説を書いています。

霧雨の散歩 麻屋与志夫

2022-05-13 10:36:09 | ブログ
5月13日 金曜日
ジャンバーを着ていてよかった。
霧雨に街はけぶっていた。
このところ毎日のように散歩している。
おかげで、30分は休まずに歩けるようになった。
走り梅雨なのだろう。
このところ、雨の日が多くなってきた。

雨ためて薔薇天井の迫りくる。

という句を詠んだ。
妻の丹精込めたわが狭小庭園はいま蔓バラに覆われている。
モッコウバラの白と黄色。
庭は薔薇の天蓋で覆われている。
雨が降ると、その重みでググっと薔薇のからみあい密生した天井がひくくなって迫ってくる。
小柄な妻とちがい、わたしは背をかがめて歩かなければならない。
ときには雨滴が落ちてきてずぶ濡れとなる。
そうした情景がはたしてみなさんに伝わったろうか。
俳句は早熟晩学。
八十年ぶりで真剣にとりくんでいる。
その間、句作に励まなかったわけではない。
友達もなく、全くの独学なので心もとない。
「迫りくる」はまずかったかな。
「低くなり」と素直によんだほうがよかったのかな。
などと考えているうちに、わが家についてしまった。
ジャンバーはびしょ濡れだった。


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