田舎住まい

吸血鬼テーマーの怪奇伝記小説を書いています。

老いの手は血管の川うきたたせ 麻屋与志夫

2022-05-15 10:50:01 | 俳句
5月15日 日曜日
「アサヤ塾」はまだやっている。
妻の数学教室のほうには生徒がいる。
国語、英語教師のわたしの方は、いない。
生涯現役で頑張ろうと思っているのに。
だれか入塾者を紹介してくれないかな。
だが、わたしは二刀流。
小説家としてのわたしは、はじめてフルタイムの作家としての日々を送っている。
だが、お座敷のかからない老作家だから、ただただひたすら書きつづけているだけだ。
むだに、だが、ありがたいことに、筆力がついてきた。
一日に十五枚くらい書けるようになった。
二十枚は書きたいな。
書くことがあり過ぎる。
それくらい書かないと。
生きているうちにその全部を書ききることはできないだろう。
パソコンにむかって毎日精進している。
両手の甲をじっと見つめた。

老いの手は血管の川うきたたせ
老いの手は皺の谷間に血の流れ

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