第二章 暴走族「黒髪」
1
「駅まで送りますよ。終車にはまだ時間がある」
翔太のクリッパーは駅前の十字路にさしかかった。
田川にかかった宮の橋をわたった。
理沙子はピピという危険信号を感知していた。
「玲菜さんを送ってぼくもすぐ参戦するから」
翔太も察知していた。
理沙子は橋の下の遊歩道にかけおりた。
バイクがとめてあった。
それも何台も。
この遊歩道へはバイクでもおりられないはずだ。
そんな道はない。
「ヘイ。キヨミ。元気してた!!!」
「理沙子なの」
「ハイ。いつも泣き虫の理沙子ちゃんでーす」
ひときわ背の高い。
迷彩のコンバットスーツの女の子がおどろいている。
アメリカ軍の放出品をそのままきられるほどだ。
理沙子が中学のときのマブダチ、キョミだ。(夕日の中の理沙子(1)を参照)
理沙子はキヨミと背中合わせ。
ほかに皮ジャンの女の子が六人。
男の集団にとりかこまれていた。
「理沙子。背が伸びたジャン」
「キヨミ。なに、モメテルの???」
理沙子の顔面を男のパンチがおそう。
かるく理沙子はうけながす。
それもキヨミとの再会をよろこびあいながら。
「理沙子!!! それって」
「わたし、少林寺やってたじゃん」
「なにいちゃついてやがる。キヨミ。おまえ、そういうシュミかよ」
だまって二人のやりとりを眺めていた。
両国でも歩かせたいような男が。
わめいた。
キヨミが飛び蹴りをかます。
バンと脂肪ではねかえされる。
one bite,please. ひと噛みして!! おねがい。
↓
ああ、快感。
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「駅まで送りますよ。終車にはまだ時間がある」
翔太のクリッパーは駅前の十字路にさしかかった。
田川にかかった宮の橋をわたった。
理沙子はピピという危険信号を感知していた。
「玲菜さんを送ってぼくもすぐ参戦するから」
翔太も察知していた。
理沙子は橋の下の遊歩道にかけおりた。
バイクがとめてあった。
それも何台も。
この遊歩道へはバイクでもおりられないはずだ。
そんな道はない。
「ヘイ。キヨミ。元気してた!!!」
「理沙子なの」
「ハイ。いつも泣き虫の理沙子ちゃんでーす」
ひときわ背の高い。
迷彩のコンバットスーツの女の子がおどろいている。
アメリカ軍の放出品をそのままきられるほどだ。
理沙子が中学のときのマブダチ、キョミだ。(夕日の中の理沙子(1)を参照)
理沙子はキヨミと背中合わせ。
ほかに皮ジャンの女の子が六人。
男の集団にとりかこまれていた。
「理沙子。背が伸びたジャン」
「キヨミ。なに、モメテルの???」
理沙子の顔面を男のパンチがおそう。
かるく理沙子はうけながす。
それもキヨミとの再会をよろこびあいながら。
「理沙子!!! それって」
「わたし、少林寺やってたじゃん」
「なにいちゃついてやがる。キヨミ。おまえ、そういうシュミかよ」
だまって二人のやりとりを眺めていた。
両国でも歩かせたいような男が。
わめいた。
キヨミが飛び蹴りをかます。
バンと脂肪ではねかえされる。
one bite,please. ひと噛みして!! おねがい。
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ああ、快感。
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