田舎住まい

吸血鬼テーマーの怪奇伝記小説を書いています。

ブログの不作は小説の豊作

2008-01-17 06:46:51 | Weblog
1月17日 木曜日 
●むかし、志賀直哉の、たぶん『暗夜行路』ではなかったかと思う。ともかく60年も前に読んだ本だからまちがっていたらゴメナサイ。乳房を手で愛撫しながら「豊年だ。豊年だ」と主人公が呟く場面があったように記憶する。これも豊作だったかもしれない。あの本は、同人誌『現代』をやっているときに手放してしまった。いまはノンフィクション作家として有名な柳田邦夫さんの、お兄さんが古本屋さんをやっていて、百冊ほど無理をいって高く買い取ってもらった。(そのお金で和文タイプライターをかった)その中の一冊なので、調べようがない。がらんとした本棚をみてカミサンがはらはらと涙をこぼしたのを今でも覚えている。43年も前のことだ。

●すべての情景が古い写真のようにセピア色にかすんでいる。その同人誌も惨憺たる結果で解散となりすべては徒労におわった。思いだすと、今はわたしが泣きだしたくなる。

●前置きがながすぎました。本題です。このところブログに元気がありませんね。と会う人ごとにいわれる。はげましの言葉をいただいている。

●ブログが痩せている。不作である。そういうときは、ご安心ください。小説のほうが豊作です。具体的には月に三百枚ほど書けるようになってきました。これなら、営業してもやっていけそうです。営業ということは、まさかこのGGのはげ頭を編集部に行ってさげても、若い編集者をゾッとさせるだけだろうから、投稿するということにとどまるでしょうが。

●このブログは老文学青年が、青年といっても、もちろん精神的にといつた意味合いですが、はたしてカムバックできるかどうかということを記録しているものです。

●だから泣きごとなども書くことがあります。ついに矢尽き刀折れて敗残のままにおわるかもしれません。毎日、文学ぶんがくブンガク。ショウセツしょうせつ小説と囀って生きています。堅苦しい亭主です。これでよくカミサン逃げださないと、まあ、感謝しています。

●このブログは昨年の5月30日からつけだしました。一年たったらなにか成果をお知らせできればいいなと思っています。老書生のカムバックを希求しての生活にいますこしおつきあいください。

●今朝も朝食まえに十枚かきました。豊作になりそうな気配です。



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