田舎住まい

吸血鬼テーマーの怪奇伝記小説を書いています。

窓辺をつるバラで飾りたいわ/麻屋与志夫

2011-02-21 07:22:01 | Weblog
2月21日 月曜日

●昨日はわが家の塀について書いた。
深岩石で圧縮強度が強く水にぬれると青緑色にかわるところが大谷石とはちがう。
優雅なモノだ。
その色変わりする特性がこのまれ、敷石などにも使われる。

●そんなことを、細かく教えてくれたのはパソコンだ。
ありがたいものだ。
そのごCTRLキーのあたりのゴミをふいていたら、アラタイヘン。

●画面が左に45度回転して、横になってしまった。
これでは頭を横にしなくては文字が読めない。
トホホホ。
どうやっても、もとにもどらない。
強制シャットダウンしておいた。
もう一つのパソコンで検索した。
CTRL+ALTを押しながら、↑キーで解決するとの指示通りにした。
助かった。
もとに復した。
同じようなトラブルの記事が載っていた。
義父はパソコンなんか捨てちまえ!!
と怒っている、という記事が生々しかった。
その気持ちよくわかります。
年寄はとかく気が短くなるものだ。

●短くなったものはもう一つある。寿命だ。
だから焦る。生きている間に、なにかして起きたい。
それがパソコンにしても、おもうようにならない。
だからはらを立てる。
いらいらするというより、恐怖を覚える。
じぶんの理解できない世界が、すぐ目前にある。
パソコンがモンスターにみえてくる。

●修復に三時間もかかった。
眼の芯が痛む。
涙がたらたらと垂れる。
あわててソフトサンテをつける。
ブルーベリーを五粒ほどたべる。

●カミサンは昨夜二時過ぎまで起きていた。
起こすには忍びない。
いつもの牛乳粥をつくって独りさびしく食卓につく。

●ツルバラを這わせるために立てたポールの先端に張り渡されたロープ。
ぐっしょりと濡れていた。
水滴が春らしくなってきた陽光を浴びてきらきら光っている。
しばらくぶりで、早朝庭に出た。
まだ寒いが、それでも大気には春の気配がある。

●カミサンの少女らしい夢。
窓辺をツルバラに飾られ、庭には色とりどりのバラが咲き乱れる。
そんな暮らしがしたい。
今年は、いよいよ窓辺にバラが咲くだろう。
たのしみだ。

●庭に佇んで、カミサンとの来し方を想い浮かべていたら目頭が熱くなった。
疾風怒濤の生活がつづいてきた。
ようやくこの歳になって人並みの生活ができそうだ。
よく一緒についてきてくれたものだ。
これで今朝から二度目の涙をこぼしたことになる。

●よる年波で、涙線がゆるみっぱなしだ。お恥ずかしい。


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