薬師寺(やくしじ)は、奈良県奈良市西ノ京町に所在する寺院であり、興福寺とともに法相宗の大本山である。南都七大寺のひとつに数えられる。本尊は薬師如来、開基(創立者)は天武天皇である。1998年(平成10年)に古都奈良の文化財の一部として、ユネスコより世界遺産に登録されている。現・管主は山田法胤である(2009年8月着任)。(Wikipediaより)
という、奈良薬師寺の天武天皇の命日を記念して毎年行われる法要が天武忌というお祭り。
毎年10月8日~9日に開催されるのだそうです。
その天武忌で、パレスチナオリーブのパンフルートの演奏を奉納するという話が持ち上がったのは1年前。
そしていよいよ具体的に相談ということで、薬師寺の現執事の生駒基達先生とにしき堂の大谷社長、ほほ笑みと感謝の会の橋本さん、そして橋本さんのお友だちで呉在住のHさん、パンフルート演奏の中村先生と私というメンバーで打合せを兼ねたお食事会がありました。
大谷社長と橋本さんの行きつけの磯辺料理さかいのお料理の数々。
どれも素晴らしく美味しかった。
初物の焼き松茸もいただきました。
薬師寺のお話から来年の菓子博の話まで、楽しい話に花が咲きました。
料理の写真ばかりで、全員の写真を撮るのを忘れました(汗)。
天武天皇という方は、歴代天皇の中でも日本の文化の礎を築いた方で、例えば各家々に神棚と仏壇を置くという風習を決めたのも、伊勢神宮を20年に1度建て替えるのを決めたのも天武天皇だそうです。
その天武天皇が奥さまである持統天皇のご病気の治癒を願って立てられたのが薬師寺で、薬師如来とは薬の師で文字通り癒しの如来であり、健康や医学を司る如来様。
そういうわけで健康祈願でお参りに来られる方が多いのだそうです。
健康は大事です!!
天武天皇は芸事をとても大切にしてた方でもあり、その法要では毎年1組が音楽の奉納をされるのだそうです。
万燈会という夜の法要で、私の作曲した『Peaceful Wind』ほか何曲かのパンフルートの曲を中村先生とご一緒に演奏奉納します。
なんだかスゴイことです。
「私クリスチャンなんですけど大丈夫ですか?」とお訊ねすると、薬師寺は檀家のない寺で、学問をするところだったので宗教、宗派は問いません、というお返事。
なるほどなあ。
人と人が宗教で分裂したり争ったりしてきた(させられてきた)時代も終わり、世界はいろんなところから一つになっていく時代。
日本でも明治維新で神仏分離令が出される前は神社と寺は仲良くやってきていたそうです。
支配者にとっては神社と仏閣、あるいは他宗教同士が仲良くされることは困ることであり、それが世界の宗教戦争を作ってきたと言っても言い過ぎではないと思います。
世界は一つになっていく。
私もその一役を買うのかなという感じです。
肩書きは何にしましょうか?と聞かれたので「作曲家」と答えました。
今までも作曲家でしたけど、これで公的にも作曲家です。
「すごいことは案外あっさり起きていい。」
って誰かが言われていた言葉を思い出します。
おかげさま、という心を忘れなければ、人生はどんどん願った通りになっていくんだと思います。
この気持ちを忘れずに頑張ります。
これからも、どうぞ宜しくお願いします。