今日は楽しみにしていた『君と僕』のライブに出かけました。
スーパーギタリスト梶原順さんをお迎えして広島のミュージシャンとの4日間連続コラボレーションライブの最終日。オール違うメンバー、違うセットリストで開催される広島順さん祭りの今日がラスト。順さんファンなら4日とも参戦するべきだったのでしょうが、諸事情で私の参戦は今日のみ。
でもとっても楽しみにしていたライブです。
『君と僕』は広島を代表するギタリストの小田原政広さんと日本を代表するギタリスト梶原順さんによる広島限定のアコギデュオ。私が日本で一番いや世界で一番好きなギターデュオ。
お2人のゆる~~いMCも見どころの1つです。
今日は東京から帰省中のまりりン&ひらりん夫婦とライブに参戦しました。
軽くライブレポしますね。
1曲目は順さんの曲で「Pollen Shower」そして「ローカル・ヒーローのテーマ」「Oblivion」とインスト曲が演奏された後、本日のスペシャルゲスト森川博司さんの登場。
森川さんは某音楽教室でボーカル講師もされているボーカリスト。
Skoop On Somebodyを彷彿させるようなソフトな歌声が魅力です。
ジェーム・ステーラーやスティービー・ワンダーの曲を甘い歌声で聴かせて下さったんですが「君と僕とひろし」と紹介されてからちょっぴり笑いを誘う存在に(笑)。セカンドステージの呼び込みの時に小田原さんに「ひろし!!」と呼び込まれてからはなお一層でしたよね(笑)。
順さんとは初めての共演でとっても緊張されていたそうですが、その歌声はさりげなくて押し付けがましくなくていつまでも聴いていたい気持ちにさせる美声でした。ありがとうございました。
ライブではそんな癒しと笑いの中に、思い出の蘇る演奏もありました。
亡き青木智仁さん作曲の「Risa」、亡きブッチャー浅野さん作曲の「いいんだよ」、亡き日山さんを偲んでの順さんのレクイエム「Quiet Times」、そしてもう1曲のレクイエム「Rest in Peace」。
10年前のとあるイベントをきっかけに順さんが広島に頻繁に来て下さるようになり、その10年間のいろんな出来事やいろんなのシーンが自然に思い出されて涙が溢れました。
私の10年前。
当時の私はまだバンド活動も駆け出しの頃で何にもわかってなかった頃。
ただただ前を向いてベテランのバンドマンの皆さんに追いつきたい一心で一生懸命走ってた時期でした。
今は追いつけたのかどうなのかわかりませんが、この10年間の努力は決して無駄ではなかったと今は思っています。
この10年間に出会った順さんを始めとする多くの一流のミュージシャンの方たち。
偉ぶらない。さりげない。音楽に対して謙虚。そしてともに演奏する音楽仲間や次に続く若手や後輩たちに対する優しさと愛情に溢れている。自分の名声や利益だけでなく音楽という世界そのものの発展と進歩に対して労力を惜しまない姿勢。
なんと順さんはこの4日間のために3本のギターと特別なスピーカーとアンプなどの機材を積んで自ら運転して広島に来て下さったそうです。全てはできるだけいい音でいい環境で沢山の人にライブを届けるため。
いつもそんな順さんにお会いすると自分の襟を正したくなります。私も毎日の小さな努力と音楽に対する情熱を出し惜しみしない全力投球の私でいたいです。
そんなわけで今日は私の2014年のライブの見納め。
最後を私の一番好きなギターデュオで締めくくれて心から嬉しいです。
来年も素敵なライブを沢山観て吸収して自分自身もどんどんレベルアップしていくつもりです。
そしてこのブログを読んで下さる皆さんへ。
いつも本当にありがとうございます。来年もどうぞ宜しくお願いします。