あ、沖縄は一足先に梅雨明けしたんですよね。
夏も遅くなるのか、それとも梅雨が短いのかちょっぴり気になるところです。
雨は昔は好きじゃなかったけど、自宅で仕事をするようになって雨もいいなと思えるようになりました。
雨の景色はいろんな記憶を呼び覚ましますね。
皆さんにとっての雨の想い出ってどんな想い出がありますか?
2015年に白鶴山の皆さんと作った『Retrospective』より、「Last Summer Night」の試聴版動画を作りました。観てね。
字幕をONにすると歌詞が出ます。
6月に入って1週間ほど東京に行ってました。
いろんな目的を兼ねての上京だったんですが、その中の1つの目的はギタリスト梶原順さんのライブ。
すっごく素敵なライブだったので記録を兼ねてレポしますね。
梶原順Groupの今回のメンバーは梶原順(Gt)、バカボン鈴木(Ba)、鶴谷智生(Dr)、松本圭司(Key)。
名前を見ただけで期待に胸が膨らむ顔ぶれです。
順さん名義のライブはなんと8年ぶりだったそうですが、今回奇跡的にこのメンツが揃ったそうで、このライブを目撃できたことに心から感謝でした。
キーボーディストのひらりんを誘ってご一緒しましたが、会場には順さんファンの神戸のこまきさんはじめいろんな方が来られてました。
なんだか同じ気持ちを共有できてるみたいで嬉しかったな。
さて、ライブはまずは前半はアコースティックセット。
順さんと圭司さんのデュオから始まり、バカボン鈴木さんのウッドベースと鶴谷さんのドラムが入って徐々に賑やかに。「Pollen Shower」「Drizzle」などギターデュオではよく聞く順さんのオリジナル曲もギターとピアノのデュオだとまた新鮮に感じました。圭司さんのピアノもゆっくり聴くのは久しぶり。
バカボンさんのベースはもとより鶴谷さんのドラムも生で聴くのは久々でした。
やっぱりつくづくライブって生がいいですね。
後半はエレクトリックセット。
順さんのアルバムの中にも収められている、圭司さん作曲(で鶴谷さん命名)の「Eight Mo' Times」や「Ain't None Of You Blues」などなど。
オリジナルメンバーで聴けるのも最高でした。
心から信頼を寄せるメンバーに支えられた順さんのギターの音。
演奏を聴いてたらなんだか途中から涙が溢れてきちゃって、インストのライブでこんなに魂が揺さぶられたのは久々でした。
音楽って本当に本当に素晴らしいですね。
音楽に浸りながら、自然と、順さんが長年一緒にステージを共にされた、今は亡きベーシストの青木智仁さんや同じくブッチャーさんこと浅野祥之さんのことに思いを馳せていました。
すると、MCで順さんからもそんな話が。
とつとつと話される順さんの言葉の中にもいろんな情景が蘇りました。
「順ちゃん、よかったね」って、ブッチャーさんも天国で喜んで下さってるみたいでしたね。
アンコールは大村憲司さんの「Tokyo Rose」(だったかな?)(チガッテタラカキナオシマス)。
そして最後の最後に順さんオリジナルの「Rest In Peace」をもう一度順さんと圭司さんのデュオで。
とにかく最初の一音から最後の一音まで極上の日本酒と心づくしの懐石料理を味わったようなそんなライブでした。
本当に素晴らしかった。
順さん、圭司さん、バカボンさん、鶴谷さん、素晴らしいライブをありがとうございました。
人生って、、、いつだって予期せぬいろんなことが起きますね。
悲しいことや苦しいことだってある。
共に歩んできた音楽仲間の死もそのひとつ。
一緒に音を出して、一緒にリズムを作って・・夢のような一体感を味わう幸せ。
このまま時間が止まってくれたらいいと思うような幸せな時間は、決して永遠ではない。
「あれが最後だったんだ」って失ってから気づく寂しさ。
それでも。
私たちはやっぱり最後まで、自分の音を出し続けて行くのだと思います。
1回1回のステージのどれが最後になっても悔いが残らないような音楽を。
心を込めて誠実に。
この音が天国の仲間たちに届くことを信じて。
Peppermint Leaf 「六月の雨」