Facebookでお知らせを知って、映画『BLUE GIANT』を観に行きました。
2013〜2016年にビッグコミックで連載された漫画のアニメ化で、音楽が上原ひろみ!!
これは行くしかない!!ということで初日に行ってきました。
公式ページはこちら。
すごい迫力で本当に感動でしたーー。
原作は読んでないので、仙台出身の主人公が「世界一のジャズプレーヤーになる」という目標を掲げて成長していく物語、くらいしか認識はなかったんですが、音楽やってる人だったらきっと胸がぐっと熱くなるセリフや場面がいっぱいあるんじゃないかなー。
ラストの演奏は本当に涙もの。。。
ストーリーもさることながら、ライブのシーンが全体の4分の1を占めるということで、ライブシーンの描き方もなかなか素晴らしいなあと思います。
ここからはネタバレ含みます。
原作は音楽の漫画と言っても曲があるわけじゃいので、沢辺雪祈(ゆきのり)が作曲したというJASSのオリジナル曲も原作には音がないわけで、それがどんな曲かで映画の出来不出来が左右されてしまうわけですが、上原ひろみの楽曲がどれも良くて、それがこの映画を一層素晴らしいものにしてると思います。
特に素晴らしいのはソロ演奏場面。
「モーションキャプチャー」というCGの手法で、3人の音とアニメーションに違和感がないように指の動き、サックスや体の動き、スティックやペダルの動きも丁寧に作られているところ。
まるで実際のライブを見ているかのように、自然で迫力のある画が作られているところが本当にすごいなと思います。
そのほかには、ドラムの玉田が全くのド素人から猛練習ですごい演奏をできるまで成長していく過程。
ドラマーの石若駿さんの素人ドラムぶりがこれまた素晴らしい。
そしてピアノレスの宮本大とサックスと玉田のドラムとのデュオ演奏の時の猛烈なソロ。
ここは本当に劇場の大音量で聴いてほしいところです。
ラストの涙ものの演奏は原作にはない映画のオリジナルだそうですが、
病院から「So Blue」にやってきた右手に包帯をした雪祈がアンコールで1曲だけ一緒に演奏するわけですが、そこでの演奏は当然だけど上原ひろみも全て左手だけ演奏しています。それがねえ、、また泣けるわけですよ。左手のみでのピアノソロだけどもちろんちゃんとソロとして成立していて。
ピアノソロ明けのサックスソロに本当泣けます。
本当に3人とも最初で最後の1回きりの演奏を全力で燃やし尽くしているという熱い気持ちが伝わってきますね。
上原ひろみが左手だけでソロ演奏をすることはこの映画以外ではないと思いますから(その必要もないしね)、とっても貴重な演奏シーンだと思います。
そんなわけで、見どころいっぱいの『BLUE GIANT』。
ぜひ公開中に劇場で大画面、大音量でご覧ください。
予告編はこちら。
映画の中で演奏されるJASSのオリジナル曲「N.E.W.」めっちゃカッコいい!!
サントラもおすすめです!!