一昨日に引き続きタンゴライブ。
今日は「ラ・セッテ」というイタリアンレストランでの演奏でした。
こちらもたくさんの方にご予約をいただいてお食事とタンゴを堪能していただきました。
ロス・チフラードスというバンド名は「タンゴ狂い」という意味だそうです。
恵島広幸さんの演奏するバンドネオンの独特の哀愁を帯びた響き、岡田淑子さんの1800年代初頭のイタリア製バイオリンの物悲しく力強い音色。そして何より土臭いタンゴの曲調が、人生をちょっと長く生きた人にとっては特に心の琴線に触れるらしく、病みつきになる人は多いですね。
そして何と言っても、アナウンサーのように素晴らしい淑子さんの曲解説がいいんですね。何回かロス・チフラードスのライブを聞いてると、行ったこともない南米のアルゼンチンやタンゴの世界にめっぽう詳しくなっちゃいます。
タンゴは「2分間の人生劇場」と呼ばれていて1曲の中に笑いあり涙あり・・。
くるくる変化する曲調に呆気にとられてるうちにあっという間に曲が終わる、という雰囲気ですが、実は演奏は結構大変。
特にピアノはベースとコードとリズムの役目をするので各フレーズ終わりで息を継ぐ間もなかったり、右手と左手が離れたポジションで演奏する独特の奏法でかなりの集中力を要するので、終わったらいつもグッタリです。
でもかなりのスピードのある曲を勢いよく弾き終わった瞬間に会場から割れんばかりの拍手をもらえた時は、やっぱり嬉しいものですね。お客さんが満面の笑顔で拍手をくださるのが何よりの喜び。
実際は弾き終わった瞬間は物が持てないほど腕がプルプルしてますけどね。
感動って全力のご褒美なんだなあと思います。
自分が持てる力を全部出し切った時にやってくる、えもいわれぬ満足感。
音楽家(ミュージシャン)にとっての報酬はギャラ(謝礼)だけじゃなくてこの感動も大いにあります。
だから私たちは今日も明日も全力でサイコーの音楽を届けるべく頑張るのです。
というわけで私の次のライブはこちらです。
こちらも全力でやりますよ!!
まだご予約受け付けております。
どうぞよろしくお願いします。
Peppermint Leaf 2015 Summer Live
日時:2015年6月3日(水)19:30open 20:00start
出演:Peppermint Leaf
三輪真理(Vo&Pf)渡辺祐平(Cho&Ba)石井聡至(Cho&Dr)
ゲスト:小田原政広(Gt)内田広平(Sax)
場所:Live Juke
(広島市中区中町8-18クリスタルプラザ19F TEL:082-249-1930)
料金:2000円(前売り)/2500円(当日)(ドリンク別)
★ご予約はメール(orangeblue522@gmail.com)またはLive Jukeまで。