「地球交響曲(ガイアシンフォニー)」という映画があります。
これは龍村仁監督が制作指揮を取り「地球(ガイア)の声が聴こえますか?」というコンセプトで
1992年に初めて公開されたドキュメンタリー映画です。
今までに「第一番」から「第六番」まで制作され上映されてきました。
これを観ると地球ってなんて素晴らしいんだろう、
生きているってなんて不思議なんだろうって思います。
このたび「第七番」の制作に当たって、制作資金への協賛のお願いが来ました。
「全ての生命が潔く、健やかに生き続けるために」
と書いたそのパンフレットには、ひん死の状態に苦しむ地球の心に寄り添い、
私たち人類は今、なにに気付き、なにを捨て、なにを取り戻すべきかを問いたい、
とありました。
キーワードは、
「変えられないことを受容する落ち着き
変えられることを変える勇気
その二つの違いを見分ける賢さ」
です。
変わることと変わらないこと。
「変わらないでいられるのは、変え続けてきたからである」
140年続く老舗の銘菓「とらや」の主人がおっしゃった言葉だそうです。
変わり続けていくことはピークを迎えないことでもあります。
「人生にピークを迎えない」これは、あるノートにあった心に残る言葉。
人生を振り返って「あの頃」をピークにしてしまうのは、あまりに哀しいですね。
何歳になってもどんな状態になっても、
その時その時に与えられた課題を精一杯楽しんでチャレンジをしていきたいものです。
それが一生エバーグリーンでいられるということかなあ、と思います。
今日たまたま24時間テレビを見ていたら、
広島の倉橋島に住む94歳のお婆ちゃんのことが取材されていました。
このお婆ちゃんは、助産婦として1万人の赤ちゃんを取り上げたそうですが、
7年前に助産婦を引退した後、小学校にもう一度入学して、
76歳年の離れた同級生と一緒に算数の勉強をしたのだそうです。
小学校へ上がる前に病気で亡くなった自分の娘のために、
もう一度小学校を卒業したいと思ったからだそうです。
7年ぶりに再会する今は大学生になった同級生たちに
「一生勉強して下さい。」と言われるお婆ちゃんの言葉にはとても説得力がありました。
「自分の道を見つけて下さい。そして見つけたら真っ直ぐ進んで下さい。そうすれば成功します。」
なんとも重みのある言葉でした・・・。
現在は新たに茶道を習っておられるそうです。
私にとっての音楽は、
「昔の曲も良かったけど、今の曲もいいねえ」という曲を発信し続けることです。
そのためにはいつも、今の自分にイエスという生き方をしていきたいなあと思います。
地球交響曲「第一番」の制作からから17年経った今もなお、
変わらない活動を続けておられる龍村仁監督にこれからもエールを送りたいと思います。
私が特に好きな「第一番」と「第六番」の予告編を紹介しますね。
機会があれば皆さんもご覧になって下さい。
自主上映情報などは公式サイトをチェックして下さいね。