オレンジな日々

広島在住のシンガーソングライター&ピアニスト
三輪真理(マリ)のブログです。
音楽大好きな日常を綴っています。

杉真理&伊藤銀次「トライアングルの軌跡」Tour in 広島

2016-11-21 | ライブ・コンサート

今日はすっごく楽しみにしていたライブに行きました。
杉真理&伊藤銀次「トライアングルの軌跡」ツアーライブ。


杉真理、伊藤銀次と言ったら「ナイアガラ・トライアングル」。初めてナイアガラ・トライアングルを知ったのは高1の時。クラスメイトがカセットに入れて貸してくれたアルバムを聞いた時の衝撃ってハンパなかったですね。その音楽はなんて表現していいかわからない心地よさ。特にリーダーの大瀧詠一さんと伊藤銀次さん、杉真理さんの声が私のツボで、それ以来大好きなアーティストになったんですが、その気持ちを共有出来る友だちが周りにいないまま大人になってました。


何年か前に広島に単身赴任中だった神戸出身のシンガーソングライターのSIMMOさんと出会い、なぜだか杉真理の話になり、すごく好きなんだって話したら「ボク仲良くさせてもらってるからいつか紹介するね」と言ってもらえ、それから早数年。今回ようやくライブを見るに至りました。


いや〜〜見れてよかった。
人って好きとか憧れの思いが強すぎると、自分自身の遠心力で遠くに飛ばしちゃうことがある、って前にある人が話しておられたことがあって、なるほどなんて思ってたんですが、好きすぎて近寄りがたくなっちゃう人ってありますよね。好きが強すぎると、本当にその人が好きなのか自分の中で作ったその人の幻を好きなのかわからなくなっちゃって「本物に会って幻滅するのが怖い」って気持ちが勝手に働いて遠ざける感じ。


でもそんな気持ちも一瞬で吹き飛ばしてくれるくらいライブは素晴らしかったです。
杉さんも銀次さんも本当に心からいい人で、MCの言葉の端々からもそれが感じられ、来てる人がみんなハッピーになってしまうようなライブでした。
何と言ってもセットリストがヒット曲のオンパレード。
素敵すぎました。
バンドメンバーも最高。谷口守(Ba)、坂本洋(Key)、橋本哲(Gt)、杉未来(Dr)。杉未来くんは杉さんの息子で現在は銀次さんバンドのドラムだそうです。


銀次さんの有名曲、笑っていいとものテーマソング「ウキウキWathing」や杉さんの有名曲「ウィスキーがお好きでしょう」の演奏も。佐野元春の「Bye Bye C Boy」や大瀧さんの「君は天然色」を生で聴けたのも夢心地でした。


今回のツアーライブが実現したのは今年2月に亡くなられた村田和人さんが繋いでくれたご縁だそうですが、杉さんが村田さんを思って書かれた「平和な人」という曲もそれはそれは素敵な曲でジーンときました。銀次さんと杉さんが村田さんの思い出話をされるのも、しんみりというよりむしろ明るく楽しい雰囲気で、天国の村田さんがまるでそこにおられるようでした。


アンコールでは神戸から駆けつけてくれたそのSIMMOさんも参加で「幸せにさよなら」も。
ミュージシャンにはいろんな人がいていろんな活動の仕方があるけれど、やっぱり素晴らしい曲は20年、30年、と時を経ても歌い継がれるし素晴らしい人は語り継がれるんだと思います。


そしていい音楽はその人が死んでも残る。
自分の音楽や自分の人生にエールを貰えたようなそんなライブでした。
また明日から頑張ります。


アルバムを買ってサインをもらいました。

音楽仲間の多い杉さんらしい素敵なアルバム。
かくありたしと思います。


「ミュージシャン大行進」杉真理&根本要

モテたくてなった ミュージシャン
ハッタリはいつまで 続くのか
親戚縁者は 止めたけど
今ではこれが 生き甲斐

進め進め やれるところまで
やるぜやるぜやるぜ 気が済むまで
進め進め 勘だけをたよりに
自分だけの音を 目指して

評判は 気にかかるけど
時代なんて奴ァ 無責任
不安な夜だってあるけど
君の拍手で救われる

進め進め 行けるところまで
浮いて沈み 浮いてまた沈む
名声なんて 今は二の次だし
最後に残るのは 音だけ

That's What I want That's What I need
ここはHeaven それともStage
9回裏 とっておきの名曲を カッ飛ばせ!

同じ旅をする仲間に
助けられて歩き出す

進め進め進め ロック・ミュージシャン
やるぜやるぜやるぜ 気が済むまで
進め進め これが天職だと
胸を張れる その日信じて 

 
(「ミュージシャン大行進」作詞・作曲/杉真理 )

 

THIS IS POP
徳間ジャパンコミュニケーションズ
徳間ジャパンコミュニケーションズ

 


All you need is...

2016-11-20 | 地域・世界・地球・宇宙

たまには音楽から離れた話題でも。
夫が最近中国に視察旅行に行ってきた。
聞くと見るとでは大違いな話をしてくれて色々ビックリ。


中国ってかなり進んでる。そして中国人は親切。中国では「日本が攻めてくる」って報道している。中国語は日本人にはきっと身近で英語よりも身につけやすい、、、etc.


インターネットもgoogle、facebook、LINEは使えない(アメリカや日本の会社だから)。
使えるのはWechatとYahoo、とか。


電動バイクは走ってるし、リニア・モーターカーも走っている。ネットショップの売り上げは日本の10倍近く。それが4年後には日本の15倍になるという。
ひえ〜〜〜。中国ってすごいのね。
なんだかボヤボヤしてるうちに日本はかなりアジアで遅れを取ってるようです。やばいね。


物事って一方向から見てるだけだとわからないことが多い。
いつもいろんな方向から見れるような柔軟性を身につけたいものです。


今は「正しい」と思われてることが将来「間違っていた」とわかることもあるし、今の常識が未来の非常識になることもあるのかもしれないね。
キリストも言ってる。もっとも大切なのは「愛」だって。
All you need is LOVE.


愛って「どっちの味方をするか?」とかじゃない。
魂の声に従うこと。


10人いれば10人の正しさがある。
でも愛は1つ。
1つのところから出てるから。


もっと愛し合って生きたいね。
あなたも私も。 


自然体を身につける

2016-11-18 | 音楽

このところいろんなお仕事のお話をいただきます。
今日は某プロジェクトに参加するために津山に行ってきました。
詳細はもうちょっとお話しが進んでからの発表になりますがなんだか楽しみなプロジェクトです。


自分の良さというのは案外自分ではわからないものですよね。
どのように表現したらいいですか?と問う私に、
「マリさんはマリさんのまま自然体でいいんですよ」 というお返事。


「自然体」ってなんだろう?
考えてるうちに「自然体」は身につけるもの、と最近は思うようになりました。


生まれた時からしゃべれる人、生まれた時から歩ける人、生まれた時からピアノが弾ける人、生まれた時から歌える人はいなくて、どんなことだってスタートした時から「自然体」にできる人なんていないわけです。


私が今のようにピアノを脱力して弾けるようになったこともそのように訓練したから。子どもの頃の私のピアノといったら、力でゴリゴリ押していくタイプでしたから。


なんだって新しいことを始める時は自然体ではできないはず。それ自体が自然でないから。でもやっていくうちにそれに身体や心が馴染んで自然体になっていくのだと思います。


「私のまま自然体」でいるためには、私が気持ち良くピアノが演奏できる身体、いい声を出せる身体をキープすることにもつながります。いつも心からの笑顔でいられる幸せな心と身体を保つことはやはり大事。


季節に四季があるように人生にも春夏秋冬がある。
でもその時々を楽しみつつこれからも自然体でいい音楽を生み出していきたいと思っています。


 


マリマリ@ちいさなお店やさんランチコンサート

2016-11-16 | マリライブレポ

今日はマリマリのライブ。
「ちいさなお店やさん」でのランチコンサートでした。


ここは廿日市の前空団地にあるカフェ。音楽好きのオーナーマダムの持田さんが自宅1階を改造されて開かれたカフェでピアノもありコンサートやイベントができるようになっています。
大きく宣伝はされていませんが口コミで噂が広がり地域の人に愛される人気店になっているようです。


今日はここのランチコンサートにマリマリで出演させていただきました。水曜日のランチタイムに毎月開催されているコンサート。入場無料でランチ(ランチ代は要りますよ)を召し上がっていただきながら音楽も聴けるという贅沢なコンサートです。


夏にランチに伺った時に出演が決まりました。
本日のセットリストは以下の通り。

1.色彩都市(大貫妙子)
2.浜辺の歌(唱歌)
3.故郷(オリジナル)
4.赤とんぼ(唱歌)
5.イパネマの娘(アントニオ・カルロス・ジョビン)
6.真冬の蓮華草(オリジナル)
7.チャルダッシュ(モンティ)
8.天使の翔ぶ街(オリジナル)
アンコール
青春の輝き(カーペンターズ)


「イパネマの娘」と「真冬の蓮華草」は初披露。
「イパネマ」のポルトガル語の歌詞をカタカナ読みで私もなんとか歌い、マリーちゃんには初のアドリブソロにチャレンジしてもらいました。「真冬の蓮華草」では途中のソロ部分をバイオリンで。これもいい感じでした。


今日はアットホームな雰囲気だったのでMCもいつもより多めにやらせていただきました。マリマリもレパートリーが増えいろんなケースに対応できるようになった気がします。どんな曲でもチャレンジしますがリクエストにお応えできるかはケースバイケースですのでよろしくお願いします。


コンサート終了後はお客さまといろんな話に花が咲きました。
「音楽って本当にいいですよねーー。」
と、心からの言葉になんだかジンときました。
聞くと3年前の「わらうかど庭」でのディナーライブにも来てくださっていたそうでビックリ。このブログもよく読んでくださってるということで二度ビックリ。ちょっぴり照れました。


どこでどんな方にお会いしてるかわからないものですね。
一期一会と言いますが、二度三度と足を運んでくださるなんてさらにありがたいです。
ご来場くださった皆さま、持田さん、ありがとうございました。


夜は長野から広島に一時的に帰省中のイラストレーターのSHIEちゃんと久々にお食事。
SHIEちゃんはイタリア地震の復興支援チャリティーイベントを企画されています。ひょんなことでやることになったイベントらしいですが、頑張ってるSHIEちゃんの話を聞き、またしっかりバックアップしていこうと改めて思いました。


チャリティーイベントの開催は11/27(日)。
私も少しだけ演奏もします。
みなさんどうぞ宣伝やご協力をよろしくお願いします!!



FORZA ITARY(イタリア地震被災地復興支援イベント)
日時:2016年11月27日(日)10:00〜
内容:CAFE TIME 10:00〜17:00
   MUSIC TIME 19:00〜21:30
場所:コワーキングスペースShakeHands
(広島市中区紙屋町1-4-5)

★問い合わせ:090-3749-9473/pleasant4works.shie@gmail.com(SHIE)

 


ピアノ発表会でゲスト演奏

2016-11-14 | マリライブレポ

今日はマリマリでゲスト演奏でした。
星ビルのオルゴールサロンでWさんのピアノ発表会。
個人のピアノ発表会を星ビルでできるなんて素敵ですよね。
アフタヌーンティーセットをいただきながらのピアノコンサート。

こういうスタイルもいいなあ〜ってとっても思います。


まずは主役のWさんが先生と連弾。
ビバルディの「春」とショパンのピアノ協奏曲の連弾バージョンを演奏されました。
続いては講師演奏は先生とお友だちの連弾でバッハの曲を。
こちらもとても素敵でした。
 

そしてマリマリ。
マリマリはバイオリン岡藤真理、そしてピアノボーカル三輪真理のユニットです。
本日のセットリストは以下の通り。


1.愛の挨拶(エルガー)
2.エストレリータ(ポンセ)
3.浜辺の歌(唱歌)
4.赤とんぼ(唱歌)
5.秋のささやき(リチャード・クレーダーマン)
6.ムーンライト・セレナーデ feat.小野裕啓
7.真冬の蓮華草(三輪真理)
8.天使の翔ぶ街(三輪真理)
9.スターダスト feat.小野裕啓
10. チャルダッシュ(モンティ)


簡単に自己紹介をしてまずはバイオリンの2曲。
「愛の挨拶」と「エストレリータ」。
この「エストレリータ」♯(シャープ)が6つの難曲でした。
なんとか形になってちょっとした達成感(笑)。
   

そしてマリマリの得意な童謡&唱歌のマリマリアレンジで、「浜辺の歌」と「赤とんぼ」。
こちらもお馴染みになりました。
続いてはWさんのリクエストでリチャード・クレーダーマンの「秋のささやき」。
リチャード・クレーダーマンは初めて弾きました。Wさんが次に弾きたい曲なんだそうです。


「真冬の蓮華草」と「天使の翔ぶ街」は私のオリジナル。
バンドでもソロでもやる曲ですがバイオリンが入るとなんだかデュエットみたいでとってもいい感じです。
これもマリマリの定番になっていきそうです。


本日は途中にトランペットの小野裕啓さんを迎えてのコーナーも。

初顔合わせ。よく聞くと小野さんはJAZZピアニストの杉山ルミ子先生の「チェリー・ブロッサム21」のメンバーでもあるということでマリーちゃんや私と共通の知り合いもたくさんで「なーんだ」ということに。つくづく世間は狭いですね。
昨日お電話をいただいた時は一瞬どうなることかと思いましたが、本番は無事に終了できて良かったです。


ラストは「チャルダッシュ」でマリーちゃんに会場をめぐってもらい賑やかにコンサート終了。
 
終わってからお客さまと少しお話をすると、この方々はWさんの俳句仲間や茶道教室のお仲間の皆さん。Wさんの多趣味ぶりと人柄の良さにつくづく感心でした。


年を取ってからも人生に積極的であることって大事ですよね。
「音楽はBSとかでは聞くけどこういう場所に来て生演奏を聴くのは初めて」とおっしゃる方もいて、これからは中高年の「リア充」が日本のテーマじゃないかなあ?って思ったりもしました。



ここをお読みの中高年の皆さん。
ぜひ積極的にコンサートに出かけてみてくださいね。
新しい出会いや発見があるかも。そして人生がまた輝き出すかもしれませんよ。



Romantica Quatro "ORACION Tour"

2016-11-07 | ライブ・コンサート

ロマンチカはパーカッショニストの田中倫明さん率いるユニット。倫明さんの作られるオリジナル曲が特に好きでライブもいつも楽しみにしています。今回は5年ぶりのツアーということでとっても楽しみにしていました。


オリジナルアルバムはいつもヘビロテです。
聴いてると風景が広がるというか物語を感じるというか。
何がそうさせるのかわからないんですけど。


今回のツアーメンバーは、田中倫明(パーカッション)、梶原順(ギター)、早川純(バンドネオン)、伊藤ハルトシ(チェロ)という編成。この編成でのライブを見るのは初めて。本当に素晴らしいライブでした。
軽くライブレポします。


セットリストは主に前半は前回のアルバム「Pabro X」の中の曲、そして後半が「ORACION」の曲からでした。
倫明さんのライブの魅力はそのドラマチックなパーカッションはもちろんのこと、半分は倫明さん自身の曲解説。
オリジナルの1曲1曲について曲を作られたエピソードやそれにまつわるテーマをお話くださいます。それがとっても面白くて曲を聴いてさらにそのイメージが膨らむんですね。


ライブのMCって言うのはなかなか難しくて多くもなく少なくもなく丁度良い曲解説っていうのは絶妙なんですね。その辺のさじ加減って難しいなって思うんですが。倫明さんのおしゃべりはとっても楽しくて、それでいて演奏を邪魔しない丁度良い長さです。パーカッショニストならではのリズム感かな。
私もライブで取り入れたいなと思います。


今回のライブは、まずフランスで修行されたという早川純さんのバンドネオンの音色が優しく紳士的で倫明さんの曲がさらに優雅に感じられました。テクニックももちろん凄い。


そしてチェロの伊藤ハルトシさん。エレクトリック6弦チェロを演奏されるんですが、これが普通のチェロより上下に2弦多いということで、ウッドベースからバイオリンの音域まで出せる。つまり一人で3人分の演奏をされるわけですね。いやー凄かった。


そしてハーモニーの要は何と言ってもギターの梶原順さん。ギターだけどバンドネオンのバッキングに聞こえたりピアノのように聞こえたり。順さんの丁寧なバッキングを聴いてると自分が音楽の基本に帰れる気がします。
今日の演奏を心の糧にまた自分も頑張っていこうと思えました。


アルバムを買ってサインをいただきました。
「ORACION」はスペイン語で「祈り」の意味。
沖縄の「神の島」と呼ばれる久高島で湧き上がったメロディーが元になってできた「KU・DA・KA」からアルバムはスタートしています。聴いてるとあっという間にトリップできるようなそんなアルバムです。
いい音楽って本当に素晴らしいです。


皆さんも良かったら聴いてみてくださいね。
こちらが『ORACION』。

ORACIÓN
スタジオ・パライソ
スタジオ・パライソ

 
前回のアルバム『Pablo X』。

Romantica Pablo X
田中倫明
SPACE SHOWER MUSIC


またライブで広島に来られるのを楽しみにしています。
引き続きツアーの成功もお祈りしております。