「十四番目の月」 海月ルイ 読みました。
母親がスーパーで買い物中、
ちょっと目を放した隙に、3歳の少女が誘拐された。
身代金は2000万円。
犯人の要求にしたがって、受け渡し場所を転々とする母親。
尾行する警察共々、ふり回された挙句、
現金を持ち帰った。。。かに思えたのだが、
その時点で、現金は犯人の手に渡り、子供は無事保護された。
いったいどこで、現金が犯人に渡されたのか?
身代金にしては小額だったのはなぜか?
そこには、犯人の、ある思いが込められていた。。。
結末を知れば、納得。
責任感のない人間への、罰とでも言うべきか。。。
犯人の気持ちは、とてもよく理解できるし、
ま、いいんじゃないの。。。って思える。
最後に、犯人と、犯人を知る女性が月の下で語る。。。
「満月にそっくりなのに、満月じゃない十四番めの月。
ちゃんと輝いてる同じお月様なのになんだか、かわいそう。。。」
「でも、満月は次の夜から欠けてしまうけれど、
十四番目の月は、明日満ちる。。。」
そう。。。
すべては、その人の、思い様なのよね、
プラス思考で行くべき!
月は、どの月も個性的で、私は好き!
そういえば、今年の中秋の名月は10月6日だとか。。。