★子どもたちは夜と遊ぶ 辻村深月
上・下2冊ありますが、
とっても私好みの本で、夢中で読んでしまいました。
同じ大学に通う仲間、月子、浅葱、狐塚、恭司、
彼らの恋と友情、そして、残虐な殺人事件。。。
幼い頃の深い心の傷は、歪に変化して、
冷たく悲しい事件を巻き起こすことになり。。。
止められない殺人ゲームが始まる。
「早く見つけて」「誰か止めて」。。。と、叫ぶ心は誰にも届かない。。。
自分の気持ちを上手く伝えられないがゆえに、すれ違ってしまう心。。。
犯人はいったい誰なのか? 彼らの恋の行方は?
そして。。。意外な真実が。。。
実を言うと、自分よりも若い主人公たちの物語は、ちょっと苦手。
ましてや大学生。。。感情移入がしづらいかも。。。と思いつつも、
先が気になって気になって、寝る間も惜しんで読んでしまいました。
登場人物たちも、個性豊かで、みんな美形(?)で、
ミステリー、サイコサスペンス、友情、恋愛。。。などなど、
いろんな要素がてんこ盛り!で、たっぷり楽しめました。
フラワーアレンジメント教室へ行ってきました。
今月はクリスマスのアレンジ。
オアシスボールに、短く切った黄金ヒバやヒムロスギを挿して、
マリモのようにまあるく仕上げて行きます。
それを2つリボンでつないで、吊り下げて飾ります。
小枝を1つのボールに60本ぐらい挿して、丸く仕上げるのですが、
これが、なんだか、とっても楽しくて、おしゃべりもしないで熱中しました。
唐辛子や、金色のマツカサ、白いラグラス、リボンなども挿して、
クリスマスらしく、カラフルで、可愛い感じに仕上がりました。
霧吹きで水をやれば、ちゃんとクリスマスまで持つそうです。
花材が、けっこうたくさん残ったので、家へ持ち帰ってきて、
残り物で、もう一つ作っちゃいました。
ロウソクを立てて。。。りんごをのっけて。。。
白いのは雪に見立てた梱包材です。まさに廃材利用。
まだ11月だけど、わが家は、もうクリスマス気分★★★★★
★「シャトゥーン ヒグマの森」 増田俊成
2007年第5回『このミス』大賞優秀賞受賞作
北海道の北端に広がる大樹海。
冬にはマイナス40度を下回る。
そんな土地で研究林の管理をする鳥類学者の元で、
年末年始を過ごそうと、友人や親族が集まったのだが。。。
体重350キロを越えるヒグマが、彼らの小屋を襲う。
秋に食いだめに失敗した凶暴なヒグマは、人間を襲い、
その味を覚え、ますます、恐ろしい怪物と化する。
車は破壊され、携帯も通じない、食料も無い、武器も無い、
人食いヒグマに小屋が壊されていく。。。
そんな緊張と恐怖の中で、冷静さを失い修羅場と化す小屋の中。。。
救いの道はあるのか。。。?!
冒頭から、ヒグマに襲われた人の残骸が散らばっているシーンには絶句。
少し、人間味にかける、感情表現が、よけいに恐怖を呼び起こす。
ある意味、ホラーより恐ろしい物語でした。
おまけに、昨夜は、3人の殺人鬼に襲われる夢を見てしまい、
夫に話したら、「お前、変な本(怖い本)読みすぎじゃない?」なんて。。。
でもね、夢の中で、なぜか、かっこよく殺人鬼をやっつけて、
逃げ延びた私なのでありました(笑)
映画「ナンバー23」の試写会に行ってきました。
妻と息子と幸せな日々を送っていたウォルター。
ある日、妻からプレゼントされた古本は、
“ナンバー23”という名の奇妙な殺人ミステリーだった。
そして、その本を読みすすむうちに、物語の中の出来事が、
現実の世界とリンクしはじめ、困惑するウォルター。
彼は、この本の謎を解こうとするのだが、
“23”という数字に取り憑かれ、精神的に追い詰められていく。。。
衝撃的な結末を隠すため、ノベライズ本の発行を禁止された、
ということだったので、ドキドキしながら見ました。
最初は、何がどうなっているのか。。。?
理解しがたい展開だったのだけれど、
次第に興味がわいてきて、自分なりにあれこれ推理。。。
ラストではやっぱり、想像もしていなかった展開で、
「なるほどー。。。」と、楽しませてもらいました。
おすすめのサスペンス・ミステリーです。