「真理」 加門七海
亮子の悪夢のような日々は、幼なじみの森本との再会から始まった。「もう、彼に近づかないで」と言う匿名の手紙が来たり、日に何十回もの非通知の着信、食べ物への異物の混入など。。。それは2人の中を邪推する森本の妻・真理のしわざなのか?あまりにも不自然な出来事に、恐怖を覚える亮子だった。
不倫をしているわけでもないのに、妻から?の嫌がらせにあい、理不尽な思いを抱きながら反撃する亮子だが、よけいにエスカレートする相手に、恐怖を感じ、精神的に疲れていく。じわじわと迫られて来る感じがして、怖さもあるのだけど、後半同じような描写が続くので、少々だらけ気味。ホラーにしては、ちょっと物足らない感じかな。