大好きな作家さんの一人、白石さんの本を久々に読みました。
第142回 直木賞受賞作 ということで気になっていたのですが、
やはり、とてもステキな恋愛小説でした。
名家の御曹司として育った秋生は、
二人の兄のように優秀ではなく、これといったとりえもなく、
自分はきっと、生まれそこなったんだ。。。と悲観していたが、
家族に愛され、結婚もし、それなりに幸せな日々を送っていた。
しかし、妻の心が別の男性に向いていることを知り、落ち込む。
そんな時、身近にいたある女性に、不思議な感覚を覚える。
そして惹かれて行く。。。
恋愛において、ベストの相手はどうやって見つけるか?
「最初に会ったとき、ビビッときた」とか、
「なんとなく、この人と結婚するような気がする」とか、
人それぞれ、感じ方が違うだろうけど、
ベストの相手には、何らかの「証拠」「しるし」があるらしい。。。
それが何かは、それぞれに違っているので、
これまた難しいのだけれど。。。
読み終えて、ふと思った、
さて?私は?何かを感じたのだろうか?
夫は、ベストの相手だったのだろうか?。。。と。
今頃考えても、もう遅いのですけどね(笑)
私の満足度★★★★★