慢性裂肛に使うニトログリセリンの軟膏は、離脱(治療がすんでやめること)できますか?と肛門科をトレーニング中のドクターから聞かれました。「一時的に」括約筋を緩めるのですから、当然の疑問です。ところがこれが治るのです。同時に排便コントロールをすると、大抵は1か月くらいでずいぶん楽になり、そののち離脱できることが多いです。痛みの治療で「ブロック」というのがありますね。場所によっては当院でもやっています。ブロックは痛みの経路を「一時的に」遮断することで、痛みをリセットします。ニトログリセリンにより肛門管の上皮をリセットするものとお考えください。
11月6日(金)は学会出席のため、休診となります。よろしくお願いします。今週末は学会のハシゴです。11月8日(日)は神戸の学会で発表もあります。
11月6日(金)は学会出席のため、休診となります。よろしくお願いします。今週末は学会のハシゴです。11月8日(日)は神戸の学会で発表もあります。