姫路大手前・岡崎外科 消化器肛門クリニック ブログ・肛門科通信

姫路城が好きで姫路在住の消化器・肛門科医によるクリニックのブログです。胃腸肛門の情報あり、気軽にお越し下さい。

海外から質問いただきました。岡崎外科姫路の肛門外科ブログ

2011-10-20 22:37:09 | 裂肛(切れ痔)
海外在住の方から質問いただきました。30代の女性の方です。陰部神経痛と繰り返す裂肛に対して、現地でニトログリセリン軟膏(Rectogesic ointment)を処方されています。1日3回使用で、12時間の休薬時間を指示されておられます。質問は、排便一時間前ぐらいに塗るのは効果的でしょうかというご質問です。

お答えいたします。排便前の使用が効果的です。良い排便コントロールがされていても、一日の内で一番肛門にストレスがかかるのは排便時です。30分以上前に塗布すれば効果的と思われます。レクトジェシックには0.4%と0.2%のものがある様です。頭痛や、気分不良などがなければどちらでも有効です。

当院では、頭痛軽減のために、0.2%に調剤しています。ちなみに現在はニフェジピン0.2%で調剤しています。日本でもこのような製品が市販され、保険が使える様になるとよいと本当に思います。そのためには我々肛門科医が声をあげなければならないと思いました。米国でもニトログリセリン軟膏がFDAの承認を受けました。そのメーカーは日本の協和発酵キリンとの関係がある様です。協和発酵キリンさん!なんとかなりませんか。ちょっと脱線してしまいました。Rectogesicの実際の処方で、一回につける量など、どのように指導されているか、国名、保険の有無など、是非ご教示ください。コメント欄に書き込んでいただければ幸いです。


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