岡崎外科消化器肛門クリニックとして6本目の学術論文として、「ニフェジピン軟膏およびニトログリセリン軟膏を用いた裂肛治療」が、臨床肛門病学に掲載されました。写真は、タイトルと抄録の部分です。ニフェジピンやニトログリセリンによる治療は、実は直接裂肛を治しているのではありません。肛門括約筋が不必要に、余計に強く締まっている状態(=括約筋攣縮)に対する治療です。この攣縮を改善することにより、血流が良くなり、お尻が少し開くことによって、本来の治癒力により裂肛の傷が治りやすくなるのですね。日本ではしばらく前まではニトログリセリン軟膏を各肛門科で自家調剤することで対応していましたが、現在はその材料を使用することができません。それで当院では、諸外国では標準治療の一つとなっているニフェジピンによる治療を自家調剤することで良好な成績を得ていますので、今回報告となりました。日本では製剤が「ない」だけです。その辺りの事情は昨年刊行された、「肛門疾患診療ガイドライン」にも記載されています。「正しい」治療の一つには違いありません。海外では普通に使える薬が日本では「ない」という状態、つまり「ドラッグ・ラグ」は抗癌剤だけではないのですね。更にもう一つ大変なことに、この治療は保険診療と併用することができません。自由診療になります。現在混合診療が認められていませんから、法律違反にならないように、良く事情を説明して、了解の上での自由診療になりますので、ご了承ください。
もう一つニュース。2015年6月20日(土)は大阪で開かれた近畿肛門疾患懇談会に参加しました。学会発表や論文が評価されまして、今回の懇談会の世話人会において、私を世話人として推薦していただいたようです。にわかには信じられないびっくりなニュースです。これは、「もっともっと勉強しなさい」ということと受け止めて、(クリニックの運営も大変ですが!)できる限り尽力したいと思います。忙しくなりますね!
医療情報をご希望の方へ。携帯でアクセスの方は「アーカイブ」、PCの方は左の「カテゴリー」から項目を選んで読むことができます。アーカイブ、カテゴリーはいっぱいあるので、下の方まで見てくださいね。携帯向けHPはこちらです。パソコン向けHPはこちらです。
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