ばばの気まぐれ日記

老後の暮らしというものはこういう事だったのかと思う日々
老後を迎えて初めて気が付くことも多い日々

直ぐには出来なくても

2019年05月29日 | 60歳からのクラシックバレエ

グリッサード・アッサンブレ・シャンジュマン・シャンジュマン・パッセ・・いろいろと説明や指示が出てなんとかやってみるのですが、その場では頭では理解していても、身体がそのようには出来なかったりします。

自分でも歯がゆいことですが初心者や高齢者がバレエをLessonするときには仕方がないことだと思います。

一発で説明通りに動けたら・・何も苦労はしません。子供たちは何回かやっているうちに運動神経が優れている子の場合は早くマスターが出来るものと思われます。

いろいろな先生に指導を受けた経験がありますが、このクラスの代表の先生は流石だなぁ・・と思います。

それは・・・・その人がそれを遣ろうとしているという事を微々たる動きから読み取れる指導者なのですっ!

これって・・最も大切な事だと感じていました。

一度でマスターできる人はほとんど居ないのではないでしょうか?だからこぞって皆さまレッスンに励んでいるというものです。

この先生は微々たる動きにその人が説明を理解してその動きに近づけていこうとしていることを見て取ります。

指導を受けている側ではほんの微々たる体の動きしか変化させることが出来ないのが実情です。どう頑張っても1㎜ぐらいの努力をするのが精一杯なのです。何度も戻ってしまう事もあります。

その気持ちを理解してくださる、その微々たる変化や努力を見ていてくれるのです。だから生徒は努力さえしていけば、いずれは美しい動きをマスターすることが可能な身体に近づいて行きます。

その微々たる努力の動きを認めてくださる・・・それが出来る目利きの出来る先生です。なかなかその微々たる動きは普通の先生なら見逃してしまうでしょう!でもそれをみのがさないのです。生徒としても・・・直ぐには応えられない困難な事でも努力してやり続けて行くという気持ちが出てきます、暗黙の信頼の気持ちが生まれます。

これって長い時間がかかるレッスンでは大切な事だと感じます。その信頼が努力につながって喜びにつながるような気がします。

微々たる努力を認めてくださる先生はなかなかいないですね。その努力を見ていてくださるという信頼感がいつも持てています。実はこのような指導者は凄い先生なのではないかと。

1㎜の努力を見ていてくれる・・ということは人を育てるのに最重要な事なのではないかと思います。

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2 コメント

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Unknown (バレエ初心者)
2019-05-31 17:42:29
正にsazae3さんのおっしゃる通りだと思います。
時間がかかるしコツコツやっていくことが大切なんですね。トンべ・パドブレグリッサードなど繋げてできた時にみんなが拍手してくださったり、皆さんの雰囲気も良かったりして感謝です。先生は諦めることなくご指導くださるので感謝、感謝。今膝が伸びなかったり、ルルべで綺麗に上がれないので少しずつ家でもやっています。ストレッチなども・・・皆さん、見えないところでとても努力されているのですよね。先生も生徒も気持ちよくレッスンできるって幸せですね。
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バレエ初心者さんへ (sazae3)
2019-06-01 17:34:04
レッスンの時の気持ちを共有できるので素敵です。
ありがとうございます。

小さい所から褒められたりその努力を認められて長いLesson頑張れますよねぇ。

ひそかにご自宅で皆様努力をしておられるようですが自分では日常のもろもろに流されてなかなか出来ていません。

やっていた時はやはり体が違いますね。その積み重ねですね。頑張ります!よろしく!
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