「恋の予感」これは今日から始まりました同好会20回記念の展覧会に出した作品の中の一枚のタイトルです。
写真のタイトルはものすごく大事だという事を思いました。
とかくそのものズバリ言い表したりする事が多いのですが、何かの雰囲気を感じさせてくれるタイトルを付けたいと思いまして、友人に相談いたしました。その友人は日頃からちょっとした写真でも題名を付けて表現したり語彙が豊で羨ましいなと感じておりました。だからお願いしてみました。
何か適したタイトルは無いかしら?
そして頂いたのが「恋の予感」だったのですっ!
背中に赤いベストを着た鯉のところへ黄色のタイツを履いた鯉が寄り添っていた所をツーショット出来ました。
鯉たちは「あれぇ!・・」「写真撮ったの?」という感じて私を見ていました。
その様子が「恋の予感」だったのです。
展示して間もなく写真が分かる方々(セミプロ)がお見えになりまして、その中のお一人から声が掛りました。
良い写真を撮られましたね「恋の予感のその後はどうされましたか?」・・・ムムム・・・
一瞬何の事かな?と思いましたが、すぐにこのタイトルへの質問なのだと気が付きました。(汗)
言われてみれば・・・・その後の鯉の様子にまで神経が行き届きませんでした。
なるほど!・・・・・こういう事なのですねぇ・・・・・写真ももう少し心理面にも配慮して気遣って写真を撮ったら、楽しい写真が撮れる事でしょうね。・・・・良い勉強になりました。
写真というのも奥が深いのですね。
写真はこれですっ!
めちゃめちゃ忙しいのに、あいかわらず歌を詠んでいる私です。
本当にタイトルって大事なのですが、自分では中々冒険しませんね。
お写真とタイトルをみていたら、ついそそられて一首。
突然にぶつかりそうになった後、恋の予感にとまどっている 多香子
おそまつさまです。歌はともかく、いままで自分では写真や絵がなくても景が浮かぶ歌、と思ってきました。でも歌に絵を付けるのではなくて絵や写真から歌が浮かぶという事も、このごろ体験するようになって来ました。
世界は色々な物に彩られていますね。
作品にタイトルをつけるのは、ひと仕事ですね。ボクもいつも悩まされます。
ほぼ毎日、写真共有サイトに投稿していますので、毎回タイトルには四苦八苦していますが、いつも自分には文学的素養や語彙などの写真以前の表現力が足りないと感じます。
カメラを向けながら一首詠めたら・・なんてもうプロですよね。
群れの中ひとり離れし雄の鯉あと追う雌しなやかな泳ぎも初々し
今回の「恋の予感」は、見にいらした方からいろいろとお声が掛り、タイトルが大切な事に驚きを感じています。
特に最近の私たちはもう恋の予感などのトキメキにはご縁が無くなっていますからね(苦笑)。。。なおさら話題に載るのかもと・・・・不思議な体験をしております。
写真の力もあるのでしょうけれど、言葉の持つ力は凄いです。