家人の数値が安定してくると人間は欲が出てもう大丈夫ではないかと思いたくなります。高齢者になって発症した病気は完全には治すことはできないのだと思います。今元気で普通に行動できることを幸せなことと考えたほうが良いと思うのです。
普通に生活ができることが有り難いことと思って暮らしたいものです。当のご本人がそう思うことが出来ない性格なのでそれを求めてもダメなことは分かっちゃいるのですが。
だからと言って甘えっぱなしはダメです。ついつい病後だからと許して何かれと遣ってしまいますがそれがいけないのですね。
ひところに比べたら考えられないほどの健康な状態である。ヘモグロビンも初めに下がってきたころは体も慣れていなかったせいでしょうね。最近の様子を見ていると体はある程度の数値のみだれには慣れるという事があることを感じます。
生活そのものも時々は家事の手伝いも出来るようになっているし、このまま順調に過ぎて欲しいものです。この生活が長く続くことを願うのですが当の本人が少しもそれに気が付いていないのは悲しいことです。
何よりひところに比べたら食欲が旺盛なことは有難いことなのです。起きている時間も多くなりました。
食欲が落ちているときは、料理する立場の事なんて到底頭には無いのでしょうね。それどころではないのかもしれませんね。
日常の食事への不満がもろに出て、食事を用意する側にしても大変辛いものでした。これは到底理解してもらえるものではありませぬ。(性格にもよるとは思いますが・・・)これは求めても無理でしょう!
最近の体調から考えたら、こうして普通に暮らせている事への感謝を思わなければなりません。
医療の進歩により同じ病気で、数年前からの症例を見ても人それぞれで100人いれば100通りの症例があると発表されています。
幸運な経過をたどることが出来ているのは嬉しいことです。大事にしたいものです。本人がどう感じているかは分かりません・・・・
それを思えばもう少しは謙虚な姿勢で暮らして欲しいものだと時々感じます。
今までいろいろな症状が出て心配な状態の時もありました。しかしそれはけろっと忘れています。暢気なものですね。当の病人は何も考えてはいないようです。
性格は変わらないのでしょうが、なんでも人のせいにしてしまう癖は治りませぬ。
昨日も横になれるようにとベッドを用意していますが(最近はあまり使用していなかったので足元へ毛布が畳んで置いていました)
「良く眠れていたようで良かったわね」 それに対して不満たらたらなのです。足元に毛布が置いてあったため、それが邪魔でよく眠れなかったと宣うのでありんす。(自分で横にずらしたらよい事なのです)が、これも妻である私が悪いのだそうですよ! まいったまいった・・・
こんな調子です。何時まで経っても変わらないお人柄です!ったく!
でも生き延びる知恵は大したものです!
他人のこと等全くお構いなしですから、心が伝わる出来事なんかほろりとさせられることなど大嫌いです。すぐにチャンネル変えられてしまいます。
私なんて感動で暫く余韻に浸りたい方なので、情けなくなる時があります。仕方がないですね。そのような性分なんでしょう!聞いてくださってありがとうございます。感謝しています!
私はしょっちゅう”素晴らしい奥さんでしょう!”アピールを致します(笑)
でも比べる者が無い人にとっては、そんなアピールも通用しませんね(泣)
旦那様は、奥様が亡くなったら後を追うように・・のタイプでしょうか。本当はとても寂しい方なのかもしれませんね。