スキなし楽天リレー!5割復帰 ― スポーツニッポン(gooニュース)
【楽天3―1広島】
負けなかったことが、何よりの成長の証だった。会心の勝利ではない。それでも接戦をものにする力が今の楽天にはある。
「私の口座にも貯金がないので、今度こそ貯金したいね」。勝率を再び5割に戻した野村監督も笑みが絶えない。
勝因は投手陣の踏ん張り。先発の有銘が7回1失点と踏ん張り、小倉が8回、福盛が9回をそれぞれ3者凡退に抑えるなどスキがなかった。
8回の決勝点は敵失によるもの。10安打を放ちながらタイムリーは0。指揮官は「ヒットと得点がつながらないのが楽天の野球。毎度のことです」とぼやいたが、手は打った。90キロ台のナックルを操る広島・フェルナンデスに対して足で揺さぶりをかけた。2回には四球で出塁したフェルナンデスがすかさず盗塁に成功。決して足が速くないフェルナンデスはじめ5度盗塁を試みた。3人が憤死したものの“意図”を感じるとともに、相手ベンチにイヤらしさを、しっかりと植え付けた。