近事変々

思いつくまま、気の向くまま綴る「おとりん」のサイトです。
※表題の「変々」は字面の遊びです。(念のため)

白花もあったよ、ブラシの木。

2007-06-04 16:41:06 | 花好きずき
 うちにはないのだが、散歩道の、とある家の玄関先には、毎年真っ赤な花をつけるブラシの木が植わっている。
おもしろい形をしているので、数年前から、そばを通るたびに眺めている。
 つい先日、いつもお使いに行くスーパーへの道筋に、白花のブラシの木があるのに気づいた。いつも通る曲がり角なのに、なぜか、いままでちっとも気がつかなかった。
こちらの花は、やや黄色がかっていて、枝の元のほうにはタコのイボみたいな実がびっしり付いていた。













【ブラシの木】

・蒲桃(ふともも)科。
・学名 Callistemon speciosus
    Callistemon : ブラシノキ属
    speciosus : 美しい,華やかな
  Callistemon(カリステモン)は、
  ギリシャ語の「kallos(美しい)+ stemon(雄しべ)」が
  語源。
・開花時期は、5/15頃~ 6/10頃。
・オーストラリア原産。
・花が、ビン洗いのブラシにそっくり♪
・明治中期に渡来。暖地に栽培される。
・実→丸く枝にずらっとついて並ぶ。
 翌年の花はその上部に咲き、実は次々と何年も残る。
・花のあとにつける実は、その後もずっと大きくなりつづけ、
 7~8年は枝についていて発芽能力も持ち続ける。
 この木は、乾燥地が原産地のため、極端な乾燥や山火事の
 ときにパァーンと実が開いて中の細かい種子が風に飛んで
 散布されるというしくみになっている。
 山火事でまっさらな土地になったところにすばやく芽を出
 して、その土地一帯の優占種になるのが目的らしい。
 (ユーカリの木も同じですね)
・別名「花槇(はなまき)」
   葉が槇の葉に似ているところから。
    「カリステモン」(学名から)

(出典:「季節の花300」)】