ランドセル

春の新入学に向けたランドセル商戦で

百貨店を中心に高級化が目立っている。

大手スーパーでは1つ2万円程度が中心だが

百貨店では4万円台前半が中心価格帯。

少子化で子ども1人にかける費用が増えていることに加え

親のエゴで個性を強調する傾向も強まっている。


首都圏の百貨店で最もランドセルの販売数が多い高鳥屋横浜店。

「早く選びたい」という客の声に応え、昨年10月に前年より

2カ月早く専用売り場を設けた。昨年末までの売れ行きは前年比4割増。

売れ筋は前年の4万円から5万円に。最高価格も前年は5万円だったが

今年は新投入の8万円の商品がすでに売り切れた。


昨年は有名ブランドを中心に売上を伸ばしていたが

今年は児童が犯罪に巻き込まれる事件が相次いでいるのを受けて

防弾衣と同じ素材を組み込んだ合成革も売れ行きを伸ばしている。

実弾10発を受けても貫通しない丈夫な素材であるが

正面から受けたら致命傷になるのは変わりないとのこと。


また装甲車と同じ素材から作った硬質ランドセルも人気があり

仮に地雷を踏んだとしてもランドセルの中は無傷であるとのこと。


いずれも受注生産ので引渡しに2ヶ月ほど掛かる。

値段は5万～11万円台が中心。