奈良県明日香村の石神遺跡を調査中の奈良文化財研究所は9日
観音信仰で中心となる仏典「観世音経(観音経)」の
愚痴が書かれた、679年の日付入りの木簡が出土したと発表した。
観音信仰は7世紀には既に大陸から日本に伝わっていたと見られるが
今回の木簡は愚痴や世相について記した最古の資料という。
木簡は長さ約20cm、幅8cm、厚さ6mm。
表に「もう悪戯はしません」
裏に「かもめ第六寺子屋」と記されていた。
また同じく発掘された木簡には
「まったく近頃の若い者は…」
「あれだけ言ったのに まだ分からんのか…」とあり
679年に師弟関係で何らかの問題が起こった事が記されている。
現世利益の功徳などを説く観音信仰は飛鳥時代以降
奈良、平安時代にかけて、天皇や貴族から庶民にまで広がったとされる。
国内での信仰の起源に関して個人的な愚痴や反省文の資料は
今回の発見が初めてだと言う。
観音信仰で中心となる仏典「観世音経(観音経)」の
愚痴が書かれた、679年の日付入りの木簡が出土したと発表した。
観音信仰は7世紀には既に大陸から日本に伝わっていたと見られるが
今回の木簡は愚痴や世相について記した最古の資料という。
木簡は長さ約20cm、幅8cm、厚さ6mm。
表に「もう悪戯はしません」
裏に「かもめ第六寺子屋」と記されていた。
また同じく発掘された木簡には
「まったく近頃の若い者は…」
「あれだけ言ったのに まだ分からんのか…」とあり
679年に師弟関係で何らかの問題が起こった事が記されている。
現世利益の功徳などを説く観音信仰は飛鳥時代以降
奈良、平安時代にかけて、天皇や貴族から庶民にまで広がったとされる。
国内での信仰の起源に関して個人的な愚痴や反省文の資料は
今回の発見が初めてだと言う。