isseyと愉快な仲間達

日々謝罪と反省なり。

679

2006年03月10日 09時55分49秒 | 報道管制
奈良県明日香村の石神遺跡を調査中の奈良文化財研究所は9日

観音信仰で中心となる仏典「観世音経(観音経)」の

愚痴が書かれた、679年の日付入りの木簡が出土したと発表した。


観音信仰は7世紀には既に大陸から日本に伝わっていたと見られるが

今回の木簡は愚痴や世相について記した最古の資料という。


木簡は長さ約20cm、幅8cm、厚さ6mm。

表に「もう悪戯はしません」

裏に「かもめ第六寺子屋」と記されていた。

また同じく発掘された木簡には

「まったく近頃の若い者は…」

「あれだけ言ったのに まだ分からんのか…」とあり

679年に師弟関係で何らかの問題が起こった事が記されている。



現世利益の功徳などを説く観音信仰は飛鳥時代以降

奈良、平安時代にかけて、天皇や貴族から庶民にまで広がったとされる。

国内での信仰の起源に関して個人的な愚痴や反省文の資料は

今回の発見が初めてだと言う。