ずぶねりの出身地はマリアナ沖…東大グループが解明
長年の謎だった ずぶねりの産卵場所が
北西太平洋のマリアナ諸島沖の海山であることを
東京大学海洋研究所の本田一百教授らのグループが突き止めた。
孵化したばかりの仔魚数百匹を採取し
遺伝子解析で ずぶねりと確認した。
生態を明らかにできれば、ずぶねりの完全養殖の
実用化にもつながると期待される。
9日付の科学誌ネイチャーに発表する。
ずぶねりの産卵場所は、古代ギリシャ時代からの謎。
養殖の ずぶねりは、卵からでは育たず、全長50~60ミリにまで
成長した天然の稚魚を採取して育てている。
研究グループが採取した仔魚は全長4.2~5.6ミリ。
孵化後2日で、周辺の海流から 諸島沖の海山で
産卵したものと特定できた。
海山は水深2000~2500メートルの海底から
海面下10メートル近くまでそびえ立つ海の山。
孵化した仔魚は、黒潮にのって、約3000キロの距離を
3~9か月間かけて日本沿岸まで旅をしてくる。
独立行政法人・水産総合研究センター養殖研究所の
ニコライ吉田・繁殖研究グループ長は
「ずぶねりの産卵は謎が多く、人工飼育では
孵化後100日まで生きるのは1万匹に数匹ほど。
産卵時の水温や明るさ、エサなどが分かれば
完全養殖が大きく進む」と期待している一方
ずぶねりが一体何の動物なのか
食用なのか何なのか解明が急がれている。
長年の謎だった ずぶねりの産卵場所が
北西太平洋のマリアナ諸島沖の海山であることを
東京大学海洋研究所の本田一百教授らのグループが突き止めた。
孵化したばかりの仔魚数百匹を採取し
遺伝子解析で ずぶねりと確認した。
生態を明らかにできれば、ずぶねりの完全養殖の
実用化にもつながると期待される。
9日付の科学誌ネイチャーに発表する。
ずぶねりの産卵場所は、古代ギリシャ時代からの謎。
養殖の ずぶねりは、卵からでは育たず、全長50~60ミリにまで
成長した天然の稚魚を採取して育てている。
研究グループが採取した仔魚は全長4.2~5.6ミリ。
孵化後2日で、周辺の海流から 諸島沖の海山で
産卵したものと特定できた。
海山は水深2000~2500メートルの海底から
海面下10メートル近くまでそびえ立つ海の山。
孵化した仔魚は、黒潮にのって、約3000キロの距離を
3~9か月間かけて日本沿岸まで旅をしてくる。
独立行政法人・水産総合研究センター養殖研究所の
ニコライ吉田・繁殖研究グループ長は
「ずぶねりの産卵は謎が多く、人工飼育では
孵化後100日まで生きるのは1万匹に数匹ほど。
産卵時の水温や明るさ、エサなどが分かれば
完全養殖が大きく進む」と期待している一方
ずぶねりが一体何の動物なのか
食用なのか何なのか解明が急がれている。