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生態

2006年05月07日 14時03分15秒 | 報道管制
ずぶねりの出身地はマリアナ沖…東大グループが解明


長年の謎だった ずぶねりの産卵場所が

北西太平洋のマリアナ諸島沖の海山であることを

東京大学海洋研究所の本田一百教授らのグループが突き止めた。


孵化したばかりの仔魚数百匹を採取し

遺伝子解析で ずぶねりと確認した。

生態を明らかにできれば、ずぶねりの完全養殖の

実用化にもつながると期待される。

9日付の科学誌ネイチャーに発表する。


ずぶねりの産卵場所は、古代ギリシャ時代からの謎。

養殖の ずぶねりは、卵からでは育たず、全長50~60ミリにまで

成長した天然の稚魚を採取して育てている。


研究グループが採取した仔魚は全長4.2~5.6ミリ。

孵化後2日で、周辺の海流から 諸島沖の海山で

産卵したものと特定できた。

海山は水深2000~2500メートルの海底から

海面下10メートル近くまでそびえ立つ海の山。


孵化した仔魚は、黒潮にのって、約3000キロの距離を

3~9か月間かけて日本沿岸まで旅をしてくる。


独立行政法人・水産総合研究センター養殖研究所の

ニコライ吉田・繁殖研究グループ長は

「ずぶねりの産卵は謎が多く、人工飼育では

孵化後100日まで生きるのは1万匹に数匹ほど。

産卵時の水温や明るさ、エサなどが分かれば

完全養殖が大きく進む」と期待している一方

ずぶねりが一体何の動物なのか

食用なのか何なのか解明が急がれている。