慎さまの「終わりなき旅」

人生は終わりなき旅。
自分探しの旅の途中で、今想うことは何?

マジでリアルな小説

2012年01月18日 12時03分26秒 | ドラマ

NHKで2回に渡って放送されたドラマ「とんび」を見ました。
昭和のボクが生まれた頃の話で、事故で奥さんを亡くした「堤真一」が演じる子離れができない父親と息子の物語。

故郷を出て自立していく息子を応援しながらも内心は寂しくてたまらない父親の感じが、またも自分とかぶってしまい泣けましたね!
原作が「重松清」という作家の小説なんですが、この人の小説も好きでよく読んでいます。

ボクと同世代の作家なので共感できる部分が多く、だいたい主人公は40~50代の親父かその少年時代、
夫婦関係は冷えきっていて子供には全く相手にしてもらえない、みたいな設定が多いです。
(めちゃくちゃリアル!)

特に良かったのは「流星ワゴン」という作品。
人生の岐路に立った40手前のサラリーマンが、ある日交通事故で死んだはずの不思議な親子に出会い車に乗せてもらいます。

その旅の途中で自分の年齢と同い年の死んだ父親と出会い、自分がかつて夢見ていた事やこれまでの人生を振り返る・・・。
そんな内容だったと思います。

他にも家族の絆を描いた、思わずウルっときてしまう様な心温まる作品が多いのでこの時期おすすめです。
文章も簡単で読みやすいので、寝る前にはいいですよ!

ドラマに戻りますが、堤真一は「ALWAYS」以来完全に昭和のお父さんがハマリ役になりましたね。
「ALWAYS」は新作がもうすぐ公開されるので、こちらも楽しみです!

Shin