観てきました、“記憶にございません!”。
三谷幸喜監督の映画ですが、その宣伝のために放送していた“古畑任三郎”の再放送を先週観てしまいまして。
まんまとフジテレビの策略にハマってしまった感じですが、映画自体は笑えて楽しめるので、損はありません、ちなみに。
三谷さんの映画はだいたいがハチャメチャなコメディなんですが、今回も現役の総理大臣が記憶喪失になってしまうというあり得ない話。
(仮にあったとしても、そのまま総理を続ける事はないでしょう!と思う訳です)
態度が悪くて過去最悪の支持率だったという総理が、記憶を失ってから、人が変わったようにいい人になるんですが、
個人的には、悪かった時の総理を演じる中井貴一さんがもっと観たかったですね。
映画が始まった時には既に記憶を失っていて、悪かった時は過去の映像として見せるだけでしたから。
前半で悪い人のイメージをもっと植え付けておけば、後半の泣けるシーンももっと活きたのでは?と素人ながら思ってしまいました。
コメディのセンスも素晴らしい中井貴一さんだけに、ちょっともったいなかったかなと。
「これ誰?」って感じで、普段とはまったく違うメイクやイメージでいろんな人が出ていて、
後で「あぁ、あの人だったのか!」という驚きがあるのも三谷さん作品ならでは。
どうしても映画ってなるとシリアスなものを観に行きがちなので、たまには笑える映画も良い!ですね。
Shin