WOWWOWで録画した〝こんな夜更けにバナナかよ“という昨年公開された映画を観ました。
タイトルの意味は始まってすぐにわかったんですが、タイトルに反して?意外と良い映画でした。
これが実話だって事にまずビックリ!ですね。
主人公を演じる大泉洋氏が、筋ジストロフィーという筋肉がだんだん衰えていく病気に侵されているんですが、これがとにかくわがまま!
彼を世話してくれるボランティアの人たちに、自分は車椅子だったり、ベッドに横たわったりしながら、「あれして、これして」と細かく指示する訳です。
普通なら、嫌われてみんな辞めてしまってもしょうがないと思うんですが、どうして彼の周りにはそんなに人が集まるのか?
それはいつも前向きで、夢を諦めない彼の姿を見ているから。
そもそも彼が家族ではなく、ボランティアに身の回りの世話をしてもらうようになったのは、自分のために家族を犠牲にしたくないという想いがあっての事。
最初は自ら街頭でチラシを配って、ボランティアを集めたというから頭が下がります。
彼を取り巻くスタッフ役の三浦春馬クンや高畑充希さん、萩原聖人氏も良いですね。
エンドロールで実際の主人公の最期を知り、涙する訳ですが、映画を通しては大泉さんのキャラクターゆえ、シリアスになりすぎないところはさすが!です。
「自分も頑張らないと!」と、逆に勇気を与えてくれる素晴らしい作品です。
Shin