マダガスカルの唯一の国際貿易港があるトマシナに行った。その際に日頃からお世話になっている商船三井のトマシナ支店に挨拶に伺った。日本人は一人もおらず、フランス人の事務員が総出で歓迎してくれた。別に宴会を開いてくれたわけではないが、非常に歓迎してくれている意思は伝わってきた。
ホテルに戻ると、フロントのお嬢さんが「今日はホールで世界的なオカルナの奏者の演奏会があります。宜しければ席を取っておきます」と云ってくれた。大して興味はなかったが、取敢えず席を取っておいて貰うようお願いした。マダガスカルの東海岸にあるトマシナは、港町と云っても広大な砂浜と瀟洒なホテルとビジネス・ホテルのような小さなホテル、それにマダガスカル最大のBMF銀行のトマシナ支店ぐらいしかない。
食事を終えた後でスニーカーを革靴に履き替えてから、ブルー・ジーンズの上に一番白に近い色の半袖シャツを着てネクタイを締めた。そしてジャケットを着ていった。入口に私を誘ってくれたフロントのお嬢さんが見違えるようにきれいなワンピースを着て、私を待っていてくれた。制服姿での彼女をあまり意識していなかったが、非常な美人であることに気が付いた。
オカルナ奏者が登場する前に、司会者から彼の紹介があったがフランス語での説明であったので所々しか理解出来なかった。登場した奏者は上等なタキシードを着ていたが、野良仕事から帰ってきた農民にしか見えなかった。だが、その音色に驚いた。鳩笛を思わせるような、あんな小さな笛からあのような繊細な音色が出てくることに驚いた。最初に演奏されたのはマダガスカルの民謡であると隣に座っているお嬢さんが説明してくれた。それからフランスの民謡と続き、その後は誰でも馴染みのあるクラシック音楽が続いた。
眠気が吹っ飛ぶような見事な演奏ではあったが、彼が世界的なオカルナ奏者であるかどうかの実感はなかった。だが、日本のテレビでたまたま日本のオカルナ奏者の曲を聴き、トマシナで聞いたのとは格段の差があることを改めて知った。あのフロントのお嬢さんの親切を受けておいて良かったとつくづく感じた。
以下の写真はフィルムのバカチョンカメラで撮った写真である。2013年9月2日から始めた「TDYビルマ編」でご説明致した通り、ブログに掲載するにあたりL版にプリントしたものをデジタルの一眼レフで複写したものである。
「TDYマダガスカル編」に掲載したものと、一部ダブっている写真があるかもしれないがご容赦願いたい。

トマシナには取引先の社長と一緒に行った。社長は途中のマーケットで車を止めさせて何種類かの果物とココナッツ・ジュースを買い求めた。我々の朝食であった。

マダガスカル唯一の国際港。行ってみたかったが保税エリアには入れて貰えなかった。

ホテルの玄関前にあるキャフテリア。ここでコーヒーを飲んでいると海からの涼しい風がやってきて、ここがアフリカであることを忘れさせてくれた。

マダガスカル最大のBMF銀行のトマシナ支店。ここに口座を作った。その口座を首都のアンタナナリブの本店で利用するつもりでいたが、使うことは遂になかった。

裏通りにあった庶民のアパート。古く汚れてはいたが、南仏を感じさせる風情があった。

トマシナの空港。帰りは車を運転手に任せ、我々二人は国内線でアンタナナリブに戻った。
ホテルに戻ると、フロントのお嬢さんが「今日はホールで世界的なオカルナの奏者の演奏会があります。宜しければ席を取っておきます」と云ってくれた。大して興味はなかったが、取敢えず席を取っておいて貰うようお願いした。マダガスカルの東海岸にあるトマシナは、港町と云っても広大な砂浜と瀟洒なホテルとビジネス・ホテルのような小さなホテル、それにマダガスカル最大のBMF銀行のトマシナ支店ぐらいしかない。
食事を終えた後でスニーカーを革靴に履き替えてから、ブルー・ジーンズの上に一番白に近い色の半袖シャツを着てネクタイを締めた。そしてジャケットを着ていった。入口に私を誘ってくれたフロントのお嬢さんが見違えるようにきれいなワンピースを着て、私を待っていてくれた。制服姿での彼女をあまり意識していなかったが、非常な美人であることに気が付いた。
オカルナ奏者が登場する前に、司会者から彼の紹介があったがフランス語での説明であったので所々しか理解出来なかった。登場した奏者は上等なタキシードを着ていたが、野良仕事から帰ってきた農民にしか見えなかった。だが、その音色に驚いた。鳩笛を思わせるような、あんな小さな笛からあのような繊細な音色が出てくることに驚いた。最初に演奏されたのはマダガスカルの民謡であると隣に座っているお嬢さんが説明してくれた。それからフランスの民謡と続き、その後は誰でも馴染みのあるクラシック音楽が続いた。
眠気が吹っ飛ぶような見事な演奏ではあったが、彼が世界的なオカルナ奏者であるかどうかの実感はなかった。だが、日本のテレビでたまたま日本のオカルナ奏者の曲を聴き、トマシナで聞いたのとは格段の差があることを改めて知った。あのフロントのお嬢さんの親切を受けておいて良かったとつくづく感じた。
以下の写真はフィルムのバカチョンカメラで撮った写真である。2013年9月2日から始めた「TDYビルマ編」でご説明致した通り、ブログに掲載するにあたりL版にプリントしたものをデジタルの一眼レフで複写したものである。
「TDYマダガスカル編」に掲載したものと、一部ダブっている写真があるかもしれないがご容赦願いたい。

トマシナには取引先の社長と一緒に行った。社長は途中のマーケットで車を止めさせて何種類かの果物とココナッツ・ジュースを買い求めた。我々の朝食であった。

マダガスカル唯一の国際港。行ってみたかったが保税エリアには入れて貰えなかった。

ホテルの玄関前にあるキャフテリア。ここでコーヒーを飲んでいると海からの涼しい風がやってきて、ここがアフリカであることを忘れさせてくれた。

マダガスカル最大のBMF銀行のトマシナ支店。ここに口座を作った。その口座を首都のアンタナナリブの本店で利用するつもりでいたが、使うことは遂になかった。

裏通りにあった庶民のアパート。古く汚れてはいたが、南仏を感じさせる風情があった。

トマシナの空港。帰りは車を運転手に任せ、我々二人は国内線でアンタナナリブに戻った。