鬼籍に入って久しいトンチキな友人のことを何度も書いたが、とても書き尽くせるものではない。友人と私の家内とが気の合うことは私との間以上であった。二人のトンチキの度合いが丁度良かったのではないだろうか。残念なことに仲の良かった友人が何人も鬼籍に入ってしまっているが、家内が時折話題にするのはトンチキの盟友とも云えるあの友人である。
車を運転していて、追い越されると腹が立つ人は多い。その差はあるが、中にはむきになって追い抜き返す人も少なくはない。若いころの私がそうであった。悔しくて何度か追い抜き返した経験がある。だが、あの友人は決して腹を立てなかった。「あのような奴は、この先で事故を起こすさ、気にするな」と助手席の私を諭すようにして云うのが常だった。なかには幅寄せをしながら追い越していく奴がいる。私が運転している時なら決して許さなかったであろうが、そんな時でも友人は寄れるだけ左によって追い越させてやる。人間が出来ているのか、或いはトロイとしか云いようがなかった。彼は泰然自若としている。私より人間の出来が余程良かったのであろう。家内も、私が追い抜き返そうとすると必ず諫めていた。修行の足りない私は悔しい思いをしていた。
私が悔しがって追い抜き返していた頃は、それほど悪質な奴はいなかった。互いに腕を競い合う、幼稚な戦いであった。だが、最近は違っている。追い抜き返すと悪質な行動に出る奴が多く出てきた。それを取締る法律まで出来た。嫌な世の中になったものだ。
先週に続き、近くの団地の花壇で撮らして頂いた花の写真である。同じ団地の花壇でも、手入れをしている人が決っていたり、複数の人が交代で手入れをしている花壇もある。それぞれに特徴があり、植えられている花が違う。お陰で楽しく撮れる。感謝である。

キャノンEOS7DMkⅡにEF100mmマクロ、2.8Lを装着。 f5.6、 1/80秒、 露出補正:-1、 ISO:100、 WB:オート。

キャノンEOS7DMkⅡにEF100mmマクロ、2.8Lを装着。 f5.6、 1/125秒、 露出補正:-1、 ISO:100、 WB:オート。

キャノンEOS7DMkⅡにEF100mmマクロ、2.8Lを装着。 f11、 1/50秒、 露出補正:-1、 ISO:100、 WB:オート。
図鑑で調べてみると、チェリー・セージ・サーモンピンクとなっていた。下の花と同じ種のようであるが、違うようにも見える。余程花に傾注しないと区別が難しい。

キャノンEOS7DMkⅡにEF100mmマクロ、2.8Lを装着。 f11、 1/80秒、 露出補正:-1、 ISO:100、 WB:オート。
この花を育てているご婦人に伺った。普通はチェリー・セージと呼ばれるが、他にホット・リップス(Hot Lips)と云う名前があるそうだ。可憐な花ではあるが、非常に撮影が難しい。ほんの少しの風でも大きく揺れる。ISO感度を上げてシャッター速度を早くすれば問題ないが、それでは可憐な花の風情を台無しにしてしまうようで非常な抵抗がある。風速1メートルの予報でも、いざ撮影となるとすごい揺れを感じる。特にマクロレンズを使っているとほんの少しの風でも台風の中で撮影しているようだ。ISO感度を上げずに撮るには、ほんの一瞬、風が止まるのを待つしかない。

キャノンEOS7DMkⅡにEF100mmマクロ、2.8Lを装着。 f11、 1/40秒、 露出補正:-1、 ISO:100、 WB:オート。

キャノンEOS7DMkⅡにEF100mmマクロ、2.8Lを装着。 f11、 1/80秒、 露出補正:-1、 ISO:100、 WB:オート。

キャノンEOS7DMkⅡにEF100mmマクロ、2.8Lを装着。 f5.6、 1/60秒、 露出補正:-1、 ISO:100、 WB:オート。

キャノンEOS7DMkⅡにEF100mmマクロ、2.8Lを装着。 f5.6、 1/100秒、 露出補正:-1、 ISO:100、 WB:オート。
車を運転していて、追い越されると腹が立つ人は多い。その差はあるが、中にはむきになって追い抜き返す人も少なくはない。若いころの私がそうであった。悔しくて何度か追い抜き返した経験がある。だが、あの友人は決して腹を立てなかった。「あのような奴は、この先で事故を起こすさ、気にするな」と助手席の私を諭すようにして云うのが常だった。なかには幅寄せをしながら追い越していく奴がいる。私が運転している時なら決して許さなかったであろうが、そんな時でも友人は寄れるだけ左によって追い越させてやる。人間が出来ているのか、或いはトロイとしか云いようがなかった。彼は泰然自若としている。私より人間の出来が余程良かったのであろう。家内も、私が追い抜き返そうとすると必ず諫めていた。修行の足りない私は悔しい思いをしていた。
私が悔しがって追い抜き返していた頃は、それほど悪質な奴はいなかった。互いに腕を競い合う、幼稚な戦いであった。だが、最近は違っている。追い抜き返すと悪質な行動に出る奴が多く出てきた。それを取締る法律まで出来た。嫌な世の中になったものだ。
先週に続き、近くの団地の花壇で撮らして頂いた花の写真である。同じ団地の花壇でも、手入れをしている人が決っていたり、複数の人が交代で手入れをしている花壇もある。それぞれに特徴があり、植えられている花が違う。お陰で楽しく撮れる。感謝である。

キャノンEOS7DMkⅡにEF100mmマクロ、2.8Lを装着。 f5.6、 1/80秒、 露出補正:-1、 ISO:100、 WB:オート。

キャノンEOS7DMkⅡにEF100mmマクロ、2.8Lを装着。 f5.6、 1/125秒、 露出補正:-1、 ISO:100、 WB:オート。

キャノンEOS7DMkⅡにEF100mmマクロ、2.8Lを装着。 f11、 1/50秒、 露出補正:-1、 ISO:100、 WB:オート。
図鑑で調べてみると、チェリー・セージ・サーモンピンクとなっていた。下の花と同じ種のようであるが、違うようにも見える。余程花に傾注しないと区別が難しい。

キャノンEOS7DMkⅡにEF100mmマクロ、2.8Lを装着。 f11、 1/80秒、 露出補正:-1、 ISO:100、 WB:オート。
この花を育てているご婦人に伺った。普通はチェリー・セージと呼ばれるが、他にホット・リップス(Hot Lips)と云う名前があるそうだ。可憐な花ではあるが、非常に撮影が難しい。ほんの少しの風でも大きく揺れる。ISO感度を上げてシャッター速度を早くすれば問題ないが、それでは可憐な花の風情を台無しにしてしまうようで非常な抵抗がある。風速1メートルの予報でも、いざ撮影となるとすごい揺れを感じる。特にマクロレンズを使っているとほんの少しの風でも台風の中で撮影しているようだ。ISO感度を上げずに撮るには、ほんの一瞬、風が止まるのを待つしかない。

キャノンEOS7DMkⅡにEF100mmマクロ、2.8Lを装着。 f11、 1/40秒、 露出補正:-1、 ISO:100、 WB:オート。

キャノンEOS7DMkⅡにEF100mmマクロ、2.8Lを装着。 f11、 1/80秒、 露出補正:-1、 ISO:100、 WB:オート。

キャノンEOS7DMkⅡにEF100mmマクロ、2.8Lを装着。 f5.6、 1/60秒、 露出補正:-1、 ISO:100、 WB:オート。

キャノンEOS7DMkⅡにEF100mmマクロ、2.8Lを装着。 f5.6、 1/100秒、 露出補正:-1、 ISO:100、 WB:オート。