中学時代の悪ガキ仲間と箱根に一泊で旅行したことがあった。まだ30才前だった。生後間もない子の面倒を見たり、わんぱく盛りの子供たちの面倒をみたり、様々であったが新米の父親には変わりない仲間たちだった。仕事、家事や育児の手伝いに仲間たちは疲れていた。この旅行は全てから解放される幸せな旅であった。
宿に着くとすぐに温泉につかり、夕食までの時間に全員が一つの部屋に集って雑談を楽しんでいたが、一人、二人といつの間にか全員が寝てしまった。疲れがよほど溜まっていたのであろう。一人だけが温泉に長くつかり、ゆっくりと、のんびりと戻ってきた。彼は部屋に入るなり、ガス臭さに気が付いた、ガスストーブの火が消えていた。彼は慌てて元栓を止め、全ての窓を開けた。我々は寒さで目が覚めた。「俺は未亡人クラブを開業しなければならないところだった」と我々の不注意を咎めた。その当時の都市ガスには充分に死ねる物質が含まれていた。幹事が決めた宿は、故意に安宿にしたのか、知らずに安宿を予約してしまったのか、部屋にはかなりの隙間があった。此の隙間と、のんびりと湯につかっていた奴のお蔭で我々は死なずに済んだ。
この旅をきっかけに、悪ガキ仲間でよく旅をするようになった。20代のころは車を持っている奴が少なく、旅は列車だった。車に乗る奴が増えると、車を使った。参加の人数が少ないときはワンボックカーを持っていた奴が我々全員を乗せて行ってくれた。九州や北海道には行かなかったが、関東一円の温泉地にはよく行った。また、仲間の勤める会社の保養所には順繰りに利用し合った。格安料金で泊まれるのがありがたかった。子供に一番金のかかる時期の旅行は贅沢な旅館には泊まれない。だが、何年に一度かは豪華な旅館に泊まったこともあった。
楽しかった仲間たちとの旅行が途絶えて久しい。腰が痛い、高血圧、糖尿病、酒が飲めなくなった。数え上げればきりのない状態で参加人員がどんどん減ってきた。最近は私が永久幹事を引き受けさせられ、年に一度か二度の昼食会を続けている。皆がそれを楽しみにしていてくれるのが嬉しい。以前は予算内で賄えるか心配したことも少なくなかったが、仲間の酒量が減ってきてその心配は消えた。だが、その反面寂しい思いをしている。
先週に続く神代植物公園の写真である。2月の終りに、私の写真仲間で唯一ミラーレスのカメラを使っている友人とコロナウィルスを警戒しながら神代植物公園に行った。新宿を通過しないで行ける撮影場所は数少ない。早く収まって欲しいと誰もが願っているが、なかなか収まりそうもない。前回に比べ極端に入園者が減っていた。アジアからの客は見当たらず、横田米空軍基地勤務の米兵の家族と思われる一団だけを見かけただけだった。

キャノンEOS7DMkⅡにEF100mmマクロ、2.8Lを装着。 ISO:100、 f11、 1/60秒、 露出補正:-1、 WB:オート。

キャノンEOS7DMkⅡにEF100mmマクロ、2.8Lを装着。 ISO:100、 f5.6、 1/80秒、 露出補正:±0、 WB:オート。

キャノンEOS7DMkⅡにEF100mmマクロ、2.8Lを装着。 ISO:100、 f5.6、 1/500秒、 露出補正:±0、 WB:オート。
白い花に陰影をつけたく、立ち位置を変えてみた。ある程度は成功したように見えるが、画面右上の整理がつかず、未熟ぶりを露呈した撮り方だった。反省している。

キャノンEOS7DMkⅡにEF100mmマクロ、2.8Lを装着。 ISO:100、 f11、 1/40秒、 露出補正:-1、 WB:オート。

キャノンEOS7DMkⅡにEF100mmマクロ、2.8Lを装着。 ISO:100、 f11、 1/125秒、 露出補正:-1、 WB:オート。

キャノンEOS7DMkⅡにEF100mmマクロ、2.8Lを装着。 ISO:100、 f5.6、 1/320秒、 露出補正:±0、 WB:オート。
河津桜の中で、此の二輪だけが鑑賞に堪えるほどに若々しかった。他は無残な姿で色も褪せていた。
このブログが記載される3月22日の東京地域では、ソメイヨシノが満開を迎えようとしているが、コロナウィルスは収まりそうもない。そんな中、またあのトランプが「マラリアの治療薬がコロナウィルスに効くようだ」と確実でもないことを云ってNBCテレビの記者に楽観的だと指摘されたと報道された。マラリアの患者にマラリアの治療薬は効くが、そうではない人が服用したら大変なことになる。日本のある大学教授がタイで予防薬の代りに治療薬を飲んで死亡したことがある。
宿に着くとすぐに温泉につかり、夕食までの時間に全員が一つの部屋に集って雑談を楽しんでいたが、一人、二人といつの間にか全員が寝てしまった。疲れがよほど溜まっていたのであろう。一人だけが温泉に長くつかり、ゆっくりと、のんびりと戻ってきた。彼は部屋に入るなり、ガス臭さに気が付いた、ガスストーブの火が消えていた。彼は慌てて元栓を止め、全ての窓を開けた。我々は寒さで目が覚めた。「俺は未亡人クラブを開業しなければならないところだった」と我々の不注意を咎めた。その当時の都市ガスには充分に死ねる物質が含まれていた。幹事が決めた宿は、故意に安宿にしたのか、知らずに安宿を予約してしまったのか、部屋にはかなりの隙間があった。此の隙間と、のんびりと湯につかっていた奴のお蔭で我々は死なずに済んだ。
この旅をきっかけに、悪ガキ仲間でよく旅をするようになった。20代のころは車を持っている奴が少なく、旅は列車だった。車に乗る奴が増えると、車を使った。参加の人数が少ないときはワンボックカーを持っていた奴が我々全員を乗せて行ってくれた。九州や北海道には行かなかったが、関東一円の温泉地にはよく行った。また、仲間の勤める会社の保養所には順繰りに利用し合った。格安料金で泊まれるのがありがたかった。子供に一番金のかかる時期の旅行は贅沢な旅館には泊まれない。だが、何年に一度かは豪華な旅館に泊まったこともあった。
楽しかった仲間たちとの旅行が途絶えて久しい。腰が痛い、高血圧、糖尿病、酒が飲めなくなった。数え上げればきりのない状態で参加人員がどんどん減ってきた。最近は私が永久幹事を引き受けさせられ、年に一度か二度の昼食会を続けている。皆がそれを楽しみにしていてくれるのが嬉しい。以前は予算内で賄えるか心配したことも少なくなかったが、仲間の酒量が減ってきてその心配は消えた。だが、その反面寂しい思いをしている。
先週に続く神代植物公園の写真である。2月の終りに、私の写真仲間で唯一ミラーレスのカメラを使っている友人とコロナウィルスを警戒しながら神代植物公園に行った。新宿を通過しないで行ける撮影場所は数少ない。早く収まって欲しいと誰もが願っているが、なかなか収まりそうもない。前回に比べ極端に入園者が減っていた。アジアからの客は見当たらず、横田米空軍基地勤務の米兵の家族と思われる一団だけを見かけただけだった。

キャノンEOS7DMkⅡにEF100mmマクロ、2.8Lを装着。 ISO:100、 f11、 1/60秒、 露出補正:-1、 WB:オート。

キャノンEOS7DMkⅡにEF100mmマクロ、2.8Lを装着。 ISO:100、 f5.6、 1/80秒、 露出補正:±0、 WB:オート。

キャノンEOS7DMkⅡにEF100mmマクロ、2.8Lを装着。 ISO:100、 f5.6、 1/500秒、 露出補正:±0、 WB:オート。
白い花に陰影をつけたく、立ち位置を変えてみた。ある程度は成功したように見えるが、画面右上の整理がつかず、未熟ぶりを露呈した撮り方だった。反省している。

キャノンEOS7DMkⅡにEF100mmマクロ、2.8Lを装着。 ISO:100、 f11、 1/40秒、 露出補正:-1、 WB:オート。

キャノンEOS7DMkⅡにEF100mmマクロ、2.8Lを装着。 ISO:100、 f11、 1/125秒、 露出補正:-1、 WB:オート。

キャノンEOS7DMkⅡにEF100mmマクロ、2.8Lを装着。 ISO:100、 f5.6、 1/320秒、 露出補正:±0、 WB:オート。
河津桜の中で、此の二輪だけが鑑賞に堪えるほどに若々しかった。他は無残な姿で色も褪せていた。
このブログが記載される3月22日の東京地域では、ソメイヨシノが満開を迎えようとしているが、コロナウィルスは収まりそうもない。そんな中、またあのトランプが「マラリアの治療薬がコロナウィルスに効くようだ」と確実でもないことを云ってNBCテレビの記者に楽観的だと指摘されたと報道された。マラリアの患者にマラリアの治療薬は効くが、そうではない人が服用したら大変なことになる。日本のある大学教授がタイで予防薬の代りに治療薬を飲んで死亡したことがある。