2006.8.27
6-7時、朝の倉崎海岸。今日の海はほとんど波が無く、ベタ凪状態でした。
今日は、30年前にアマチュア無線で知り合った仲間、寺さんが加計呂麻島で観光
のガイドをやっているというので訪ねに行った。
http://www.kakeroma.com/
加計呂麻島は奄美大島の南、大島海峡を渡ったところにある。結構距離がある
ので、7:30の朝食を食べてすぐに向かった。
国道58号線を南下。奄美の中心地名瀬を通り、瀬戸内町古仁屋港へ。ここで車を
止めて、海上タクシー(2500円)に乗り込む。少し前に寺さんから電話があり、
スリ浜へ向かうようにとの事。桟橋があれば、何処でも渡れるようだ。15分位で
到着。

・古仁屋は雨。大島海峡を渡ったスリ浜は晴れていました。

・スリ浜の小さな桟橋。
スリ浜で寺さんと再会。ちっとも変わってなかったのが嬉しかったなあ。
島の為にいろいろと尽力されていて、よりエネルギッシュになっていたみたい^^
どのように過ごしてもいいよってなわけで、とりあえずこの美しいスリ浜を
シュノーケリング。chibiは、車&船酔いで着くなり、もどしてしまったが、
元気に潜っていた。
1998年に海水温の異常な高温状態が続いた為に、全世界規模でサンゴの
白化現象が発生したが、奄美のサンゴも壊滅的な打撃を受け、地域によっては
90%以上のサンゴが白化し死滅したようだ。
それでも、ここは、テーブルサンゴやソフトコーラルが綺麗な海だ。クマノミも
沢山見れた。30分位の探索でchibiがタテヒダイボウミウシ2個体を発見。

・南国はクモも大きくて色鮮やか^^

・タテヒダイボウミウシ こちらも色鮮やか^^ 前方の同じ黄色の触覚が分かりますか?

・スリ浜前の’マリングルーかけろま’のブーゲンビリア
ブラウン・シュガーで昼食。オムライスとケーキ、美味しかったです^^
お店の脇に大きな犬小屋があって何やら異様な雰囲気。近づくとえらい勢いで
吼えられた。実は、この犬、イノシシの猟犬なのでした。

・オカヤドカリ。浜辺の陸上で暮らしている、近寄るとゾロゾロ逃げていきました^^
大島海峡を渡る時も雨が降り出していたが、昼食後も雨模様。
後でホテルで聞いたが、雷がホテルの近くに落ちて20分ほど停電したらしい。
寅さんのロケ地にもなった諸鈍のデイゴ並木を見に行く。植えられたデイゴは
80本を超える。どの樹も大木ぞろいだが、並木の奥の方が特に大きい。
推定樹齢は300年と言われている。

・雨のデイゴ並木。一番奥の大きいデイゴです。
寺さんの二期作目の田んぼを拝見。食用奄美黒牛を見て、徳浜へ。こちらで
加計呂麻島自然海塩工房で’さんご塩’の平釜を見学。
海水をくみ上げサンゴの砂でろ過し15時間もの間平釜で炊き込み何も加えず海水
だけで塩を作っています。この「さんご塩」はサンゴの砂でろ過した1トン以上
の海水を平釜に汲み入れマキをくべて15時間もの間燃やし続けて作られています。
そして出きる塩の量というとたった30キロ程。検索でも結構ヒットします。
美しい徳浜を散策。紐のようなナマコに遭遇。ウミウシには残念ながら逢えません
でした。

・さんご塩の平釜と、のどかな無人スタンド^^

・徳浜。雨も上がって散策。天気が良ければ、もっと綺麗だったでしょう。
島にはいろいろな専門的なガイドやインストラクターはいるようですが、寺さん
のように島を案内するガイドは他にはいないようです。彼女は、5年前に移住して
この島のためにいろいろと尽力されています。大変なことも多々あると思うけど
頑張ってもらいたい。また機会があったら来るからね!名残惜しいが仕方があり
ません。15:55生間(いけんま)漁港からフェリーで帰りました。
帰りは名瀬の中心へ入り、菓子工房春風堂、ダイエー、ベスト電器で買い物。
19:00過ぎにお宿到着。