~風に吹かれて~ by ポー(paw)

-人の中に 人の創り出した物の中に 動植物の中に 地球や宇宙の中に 魂の琴線にふれ 愛を感じながら 生き込みたい-

愛 と 命♪

2009-10-09 14:30:37 | ・スピリチュアリズムからの風景


ここのところ’ザ・ベストハウス123’で感動しています。

井上智史(いのうえともふみ)さん

生後1ヶ月頃、風邪が元で髄膜炎になり、その後水頭症になる。その為に脳、特に
前頭葉に絶望的な損傷を受ける。
手術の際、医師より「助かるかどうかは50%、助かったとしても、一生笑うことは無
いでしょう。」と言われる。

這って動く事しかできなかった彼が、19歳の時に野田燎さんの音楽運動療法と出会
う。そして何と6か月ほどで音楽に合わせてトランポリンが跳べるようになり、ひと
りで歩けるようになる。

そして、22歳から絵画教室に通い始め、絵画展を開くまでに才能を伸ばす。
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何よりもお母さんの愛情が素晴らしい。諦めず、前向きに全身全霊で彼に愛情を注
いだからこそ、音楽療法に出会えたのでしょう。
このトランポリン音楽療法がまたスゴイ。上記には音楽に合わせて跳ぶと書いてあ
るが、跳ぶ側に合わせて音楽を生演奏するのです。
運動と合致したリズムに接する事により、脳の神経が刺激されていくわけですね。
心と身体のバランス、霊・精神・身体のバランスが崩れている人にもかなり有効な
療法ではないでしょうか?

彼の絵は、ホントに優しい目の絵です。そして彼の微笑みも素晴らしい。愛があれ
ば不可能なんてないのかもしれないなあと心から思いましたね^^
これからも彼は成長し続け、絵を通して愛を表現していくことでしょう。

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本田紘輝さん

わずか12年という、短い人生を駆け抜けた本田紘輝さん。四年間に及んだ闘病生活
で、怒りや悲しみ、そして希望など、ありったけの命の輝きを絵に表現しました。
絵の構図は考えなくても沸いてくるようで、大胆な色づかいも普通に生活している
ものには現せない創造力を駆使しています。おそらく絵画の才能ある彼の指導霊が
ついていたのでしょう。
見る者にハッさせるほどの’生命’を突き刺し、私たちの命を鼓舞するエネルギー
が伝わってきます。

少しずつ、脳が圧迫され、視線もコントロールを失い、真っ直ぐに歩けなくなって
くる。まさにヘビの生殺しのようで想像を絶する悲しみや苦しみ、怒りが渦巻き、
やり場の無い無念さが見る者にもこみ上げてくる。

ドキュメンタリーだから、なおさら感情が同調してしまう。最後の最後まで絵を描
き続けようと頑張るが肉体の衰えは否応なしに襲ってくる。
お母さんに
’僕のこの目を忘れないでね’
’愛してる’
と伝える頃には、号泣してしまいました。


スピリチュアリズムでは、わたしたちは、向こうの世界で、自分で選んで、決め
て、この世に生まれてくると教えています。ハンディキャップを抱えることも自分
で選んでいるのだといいます。そこには因果律(カルマ)が働いているのかもしれ
ませんし、あえて困難な人生を選んで、愛を学び、または教えるために生まれでた
のかもしれません。その理由は、この世にいる間は理解することはできないでしょ
う。

人生に長いか、短いかの時間は関係ありません。何を行い、何を学ぶかです。その
ために自分で決めて生まれてきたのですから。
紘輝さんの霊は永遠に生き続けます。きっとお母さんを見守り、そして彼の作品を
見る人々をも見守り続けることでしょう。

しかし、この世での別れは本当に辛い・・・・・
’愛してる’とお母さんに伝えたのち、12歳の大きくなった少年をお母さんが抱き
かかえ号泣した時には、もう耐えられませんでした。やはり別れは辛い・・悲しい
ものです。


それにしても、真っ直ぐに愛を見つめ、命と向き合う人々には、なんと感動させら
れるのでしょう。その感動を頂く側からは、ただ沈黙し、どんな言葉も入り込む
余地の無い愛と命のパワーには、ただただ圧倒されてしまいます。