海の正倉院とも呼ばれる宗像・沖ノ島。
その宝物を中心とした展示が九州国立博物館で行われていたのですが、
行こう行こうと思いつつ、行きそびれて…
開催期間最後の週末に行ってきました(笑)
姫神の曲が合いそうな世界〜
歴史教科書で見るようなものばかりでしたが、
指輪を始めとした装身具はちっちゃくて写真の方を見てばかり。
昔の人は身体が小さかったんでしょうね。
世界遺産登録への期待感あふれる会場でしたが、
「宗像・沖ノ島と関連遺産群」の中心となる沖ノ島は、
島全体がご神体とされ、千数百年前からの祭祀遺跡が残っています。
それゆえ女人禁制、島に上がるものは必ず裸でみそぎを行い、
一木一草一石たりとも持ち出すことは禁じられていて、
古来からの禁忌が現代まで受け継がれています。
出土した銅鏡、金製指輪、土師器など出土した約8万点が国宝に指定さているほどの沖ノ島。
私、以前は長崎の教会群より宗像・沖ノ島こそ世界遺産がふさわしいと思っていましたが、
最近は世界遺産にならず、ひっそりとその姿や禁忌を続けていってほしいと思うようになりました。
変に観光地化され荒されるのが怖いといいますか、
古代日本が残る唯一無二の場所じゃないかと思うんです。
常設展示の博多山笠
こんな本が我が家にありました(笑)
ちなみに10年以上前にイベントでいただいた本。
宗像三女神の物語。
宗像三女神と伝えられる三姉妹の神様が、宗像・大島・沖ノ島に祀られているそうで、
沖ノ島は長女の田心姫神を祀っているそう。