74式戦車と入れ替わるのは10式戦車。
わかってはいるけれど、同じ105mm戦車砲を持つ16式機動戦闘車が、
4人乗りってこともあり、なんだか74式と繋がりを感じてしまいます。
全く別の用途の車両なのに…。
移動中の16式機動戦闘車が撮影され、
ネット上で一部の人達(私も含め)が盛り上がっていましたが、
10月1日、熊本市健軍駐屯地で九州初の一般初公開〜。
というわけで機動戦闘車(試作車)と16式機動戦闘車を比較してみました。
機動戦闘車(試作車)の画像は全て陸上自衛隊Facebookより
一番変わった所はやはり砲塔でしょうか。
何だかスマートだった試作車に対し16式はボルトが多くゴツゴツ感が…
試作車には無かったこのボルト、
モジュール化された空間装甲の蓋をを開けて、
増加装甲的なものを入れることが出来るということでしょうか…
試作車でアッタ砲塔後部の道具置き場?が無くなって、
代わりにモジュール化された空間装甲が砲塔後部まで広がり、
砲塔後部の空間装甲の一部が小物入れになっています。
また砲塔最後部にラックも追加されてます。
試作車では装備されていた砲塔後部に起倒式のタレス社製環境センサも無くなった?
砲口照合装置も無くなったっぽい。
戦車ほどまでの初弾必中を要求されていないということでしょうか。
車体前面にニョキニョキ出て、気になるボルト。
試作車では目立たないように施してあったものが、
コストダウンでしょうか、それとも作業し易いようにでしょうか、
ボルトの頭が目立つ処理に。
全体的にボルトが目立つのでコストカットでしょうね。
前照灯は丸型から角型に。
ライト内の反射で黄色いものが写り込んでいるので、LEDかもしれません。
試作型の足回りは丸見えで不評だったというか大丈夫?という感じでしたが、
16式では試作車ほど見えないようにカバーが施されてます。
操縦手の右前方に蓋が閉まっていますが、試作型には無かったモニターカメラらしき物が。
10式のモニターカメラに似ているのでそう思ったのですが…。
乗降も可能な弾薬搭載用のドアは、
試作段階で大型のものも作られたみたいですが、
結局は試作型と同じものに。
カバーが施されてますが
砲塔のレーザー検知器はやっぱり前方の2箇所のみ。
52口径105mmライフル砲は74式戦車の弾薬を流用。
ライフリングに沿ってマズルブレーキが螺旋状に。
試作車発表時はミシュラン製タイヤでしたが、
今回の車両はブリジストン製タイヤ。
防御力こそ戦車に太刀打ちできないものの、
10式戦車から多くのの技術が流用され、
横方向の行進間射撃が可能な105mm砲装輪装甲車が、
機動師団・機動旅団の普通科連隊に配備されるのは心強いですね。
26中期防では99両の調達が予定されています。
装備品のジャンルとしては戦車ではありませんが、
軽戦車のジャンルに入ってもおかしくないのでは。
でも…絶対に戦車じゃありませんから〜
戦車定数には入れてはいけません〜(笑)
当初の予想図はこんな感じだったので、
砲塔の形はこれに戻った?という事?
素人の私で分かるのはこれくらいでしょうか。
2018年度には第4偵察隊を増強した第4偵察戦闘大隊に配備予定だそう!!
福岡駐屯地でももうすぐ拝められる〜〜