陸上自衛隊日野基本射撃場で実弾射撃中に人を狙って撃った、
18歳の自衛官候補生。
お二人の命を奪い一人が重傷…
謹んで亡くなられた方の冥福を心よりお祈りいたします。
また、怪我をされた方の一日も早いご回復をお祈りいたします。
撃った彼は人生を棒に振ってしまった。
私はこんな事は初めてと思っていたんですが、
約40年前にも同様な事件が…
昭和59年2月27日に山口市陸上自衛隊山口駐屯地射撃場で、
実弾訓練中、21歳の2等陸士が64式自動小銃を乱射。
1人が亡くなり3人に重軽傷を負わせ、
銃を持ったままジープで逃走…
約5時間後に約2km離れた市内の中学校近くで見つかったそうですが、
連射できる実弾入りの小銃を所持した犯人が逃走は怖いですね。
今回は射撃場内でなんとか抑えたみたいですが、
教官のみなさん丸腰で恐怖だったと思います。
事件があった14日は、4回ある実弾射撃訓練の最終日で、
技能を判定する検定中だったそうです。
最初ニュースを聞いた時は、
人を撃ちたい衝動に駆られた人なのかもと思いましたが、
教官に対する感情で撃ったらしい…
でも犯人に直接指導していた立場ではなかったそうですし…??
犯人を静止しようとしたお2人が撃たれてしまったそうですし…
昔に比べソフトになった自衛隊の前期教育。
これでさらに弱腰教育になったら…
一応自衛隊という名称ではありますが、
自衛隊は海外からは日本の軍隊という位置づけ。
軍隊の基本教育は理不尽なことが多い。
理不尽に耐えるのも訓練の一つと思っていますが、
今の若い人たちにとっては時代錯誤なのかも。
今現在全国の陸自で実弾射撃は中止されているみたいですが、
実弾射撃時、自衛官候補生70人に対し指導隊員は約50人。
側に教官がついて一つ一つ動作を確認し、
一挙手一投足細かく管理されての実弾射撃、
安全管理は充分すぎるくらいだったと思います。
精神的にも実弾射撃が大丈夫なのかどうかも判断され、
実際に過去に1発も実弾を撃たずに除隊したいとも…
もし不審な行動を見つけたら即時に抑え込めるようにしているそうですが、
今後防弾チョッキ等が必須になってくるのかもしれませんね。
でもプレート入れないと小銃弾は防げませんし、動きは悪くなるし…
新聞では順番待ちの間に無断で弾倉を銃に装塡して発砲したそうで…
銃と弾が入った弾倉を同時に所持することを無くして、
弾を渡すのは射場について撃つ直前になっちゃうんでしょうか…
事件で使用された89式小銃は、
現在陸上自衛隊で最も使用されている主力小銃
単発でも撃てるし連射や3点射の機能も。
口径は5.56mmと感じますがNATOの標準弾薬。
当然軍用なので貫通力が猟銃より格段に高い。
こんなに危ないものを自衛隊は使っている、
即刻やめさせるべきだって言ったりしませんよね、
あっち向きの方々…
本来自分を守るために使う武器が味方に向けて使われたわけで、
ブログで自衛隊を応援する見として、とても残念で悲しく落ち込んでいます…
ウクライナのロシア軍でも、
逃げようとしているロシア軍兵士を射殺する権限を持つ、
督戦隊という舞台が存在するそうで…
なんだかロシアは70年前と変わっていない…
画像は過去の福岡駐屯地でのもので今回の事件とは関係ありません。