令和6年能登半島地震において、
呉港から出港し、舞鶴港で重機等を積み込み、
輪島沖で道路が寸断した地域に 、LCACを使い浜辺で重機を上陸させて、
その後金沢港で支援物資を陸揚げした、おおすみ型輸送艦。
上記画像2点は海上自衛隊X(旧ツイッター)より
おおすみは熊本地震の時にも海から支援物資を届けてくれました。
輸送艦なので最大22ノットと足が速いわけではありませんが、
大量の物資や車両を一度に運べますし、
LCACと呼ばれるホバークラフト型の揚陸艇を2隻収納し、
それを使い港湾設備が無い砂浜に揚陸が可能です。
さらに艦内には乗組員と別に330名分のベッドが用意されています。
また空母のような形の全通甲板を使い、
大型輸送ヘリの使用も可能。
有事の際でなくても災害時に大きな力を持つ、
おおすみ型輸送艦は、
おおすみ、しもきた、くにさきの3隻。
来年度、陸自を中心とした海上輸送部隊が発足されると思われますが、
おおすみ型のような規模でなく、
もっと小型の輸送艦や輸送艇と言われる物。
おおすみ型輸送艦でも現状では輸送能力が不足し、
高速フェリーのなっちゃんワールドや、
貨客船はくおうをチャーターしている状態です。
上記画像2点は舞鶴地方総監部X(旧ツイッター)より
おおすみ型をもう1隻というわけにはいかないので、
次期おおすみ型はきっと大型化されると思われます。
大型化され水陸機動団強襲揚陸艦色を強めてきそう。
そうなるとLCACも3隻搭載され、
災害時でも更に大きな力を発揮できるのではないでしょうか。