つぼみな日々

いろんな花の蕾をもっていたい。たくさんの花を咲かせたい。
言葉を紡ぎたい私のブログです。

もったいない病

2012-07-03 00:23:23 | 日記
楽しそうだね、と言われることが増えた。
本当には楽しくないのにそう言われるのであれば問題だが、本当に楽しいときにそう言われるものだから「だって楽しいもん」以外の返答以外にはない。

「ほんとの瞬間はいつも死ぬほど怖いものだから」
そう、それも本当で、やってやるよという思いと引き換えに、そのほんとの瞬間とその後のことを想像したりして、死ぬほど怖いと思って何度も逃げ出してしまう。

全部が全部、もちろん楽しいわけではないけれど、楽しいことは楽しいなあと100かもしくは色々と他のものを借りたりして120にして感じたい。
大事なことはそれを感じ取れる心と、想いきり感じにゆく精神だ。
楽しいことを最小化して、嫌なことを最大化するなんてもってのほかだ。

フジロックのチケットを手に入れた。
フジロックって富士山でやるの?山の集い・・?から始まって、ロックへの傾倒激しく猛烈に行きたくなってしまった次第だ。

まず、そもそもフェスがなんなのかが実態がわからない。
先日の日比谷野外大音楽堂のライブの規模が山バージョンであることはわかるが、うまく想像ができない。
しかも出演アーティストの大半が知らない。
しかも私はスニーカーを1足も持っていない。

日光が苦手で基本形がインドアで、フェス初参戦の私がそんなことろに行ってしまっていいものなのか、寒いやら人が多いやらトイレに困るやらぬかるんでいるやら、脅しのようなことも多々聞くが、「絶対いいから」という強い声を頼りに情報収集を進める。
ドラゴンドラに乗ってこい、カフェドパリでモヒートを飲んで来い、ここの小道がとてもいい、オレンジコートの奥のストーンサークルで太鼓をたたいてこい、ウイスキーを持っていけ、と適切で細かなアドバイスをくれる人が目の前にいるのは大変にありがたい。
ウイスキーなどで酩酊している場合ではないと思ってはいる。

苗場の会場の地図は、ロールプレイングゲームの地図みたいで、各アイテムが地図上に散らばっていてそれを集めにいくような気分になる。


フジロックにまつわるさまざまなサイトを寝る前にサーフィンする。
宿もちょっと遠くなってしまったけど何とか確保した。
求愛する鳥みたいなド派手なポンチョカッパを友人に借りた。
日本野鳥の会の長靴も買った。
なんとかなるだろうで、なんともならないこともあるようで、荷物の嫌いな私だけど出来る限りの準備をした方がよさそうだ。

でも何かと大丈夫な気がする、と一緒にいく彼女は言っていた。
小心者で大胆、そんなところが似ているような気がする。

方向偏差値は二人とも嘘も誇張もなく、20だ。
でも20分かかっても有楽町駅から有楽町ロフトにはたどり着いたし、その辺の誰かに話しかけてもその人が面白く手を貸してくれたりする。

この日ばかりはヒールのないスニーカーと長靴だから足首を捻って転ぶこともないだろう。
何かに躓いて転ぶことはあるかもしれないけど。

未だにゲレンデを見たことがない私だけど、夏のスキー場はどんなだろう。
楽しい想像はどれだけでもしたらいい。