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東京都の元「藤田先生を応援する会」有志によるブログ(2004年11月~2022年6月)のアーカイブ+αです。

「君が代」解雇をさせない会:講演会

2013年07月10日 | 日の丸・君が代関連ニュース
 *** 改憲と表現の自由 -「秩序」の下で切り捨てられるもの- ***
 講師 田原牧
(東京新聞特報部デスク)

 日時 7月14日(日)午後2時半~
 場所 八王子労政会館 第6会議室
 (京王八王子駅徒歩5分、JR八王子駅徒歩8分)
 資料代 500円
 主催 河原井さん根津さんらの「君が代」解雇をさせない会


 「君が代」不起立処分取消訴訟最高裁判決は、「『君が代』起立を求める職務命令は…合憲であるから、『君が代』不起立は職務命令に違反」を基本にした上で、「戒告を超えてより重い…処分…については、慎重な考慮が必要」と判断し、減給、停職1ヶ月の処分を取り消しました。
 しかし、一方で、「過去の…処分歴や不起立前後の行為における態度」が「秩序を害する程度の相応に大きいものである場合」には「より重い処分」も妥当という基準をつくり、それに根津さんを当てはめ、根津さんが過去に受けた処分の行為は「積極的な妨害」であり、「秩序を害する」ものであるから、停職3ヶ月の処分は妥当としました。
 そして、この最高裁判決から1年後の今春、「君が代」不起立に対し、都教委は「秩序維持」を理由に再び減給処分に乗り出しました。期を一にして官僚や政治家が「公益」「公の秩序」ということばをよく使うようにもなっています。
 第二次安倍自民党内閣は発足するやいなや、「自民党憲法改正草案」に沿って憲法96条「改正」問題を提起し、改憲に向けて動きを進めています。自民党憲法改正草案には「公益及び公の秩序に反してはならない」と明記し、今や、最高裁判決はその先取り実施の観さえあります。
 時の政権に合わせて、「秩序」の敷居はいかようにも変えられる危険があります。「秩序」を優先しがちと言われる日本の人たちはこのことばにねじ伏せられてしまうのではないか、そのようにしてじわじわと自由が奪われて行くのではないかと危機感を抱きます。
 「公益及び公の秩序」判断によって一切の「表現の自由」を奪う、と発言される田原牧さんからお話ししていただき、参加された皆さんと意見交換をしたいと思います。
 なお、田原さんの講演会に先駆けて、1時20分から、させない会2013年度の総会を1時間弱行います。会員の方はもちろん、会員でない方の参加も大歓迎です。
 ぜひご参加下さるようご案内します。

※連絡 090-3543-8743(根津)

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