東京・全国の仲間の皆さんへ。
(転送・転載・拡散歓迎。重複はご容赦を。一部報道関係者にも送信)
被処分者の会・東京「君が代」裁判原告団の近藤です。
◆ 10・23通達撤回・卒業式処分をするな・再任用打ち切りの事前通告撤回!
都教委要請を実施~32名参加
私たち被処分者の会は3月19日、「10・23通達撤回・卒入学式処分をするな・再任用打ち切りの事前通告撤回」を求めて都教委要請を実施し、冒頭、要請書、質問書など(下記「参考」を参照)を提出しました。都教委は教育庁総務部教育情報課長及び同課長代理・広聴担当が対応しました。
コロナ騒動の中、集会などの自粛、自主規制が相次いでおり、参加者が少なくなることを心配しましたが、予想に反し会議室に入りきれないほど多数の32名が参加してくれました。心から御礼申し上げます。私たちの真摯な思いを受け止める都教委であってほしいのですが、臨むべくもないのが残念です。
(参考 提出した要請書、質問書など)
今次卒業式は、同通達後17回目となり、3月1日より行われています。厳しい状況の中、被処分者らは、「日の丸・君が代」強制にに反対し、学校現場で闘いを風化させず、粘り強く抵抗しています。
◆ 卒業式を短縮しても「君が代」だけは歌わせる都教委の異常さ
コロナ騒動の中で安倍政権が突如、小中学校、高校、特別支援学校の「全国一斉休校」を要請し、学校現場が混乱する中、アベ友の小池都知事の下、都教委は全国の自治体に先駆けて3月2日から春休みまでの休校を通達し、卒業式に関しては「新型コロナウイルスの感染拡大防止のため」と称して「参列者の制限と時間の短縮」を前提に実施するとしました。
これを受け都教委は2月28日、指導部指導企画課長名で「卒業式における国旗・国歌に関する調査の実施について」という事務連絡(事務連絡①)を発出し、「本年度に限り…『10.23通達』に示す取り扱いと異なる方法で卒業式を実施する場合」として「国旗を掲揚できなかった場合」や「国歌を含め…斉唱や合唱を行わなかった場合」を挙げ、「本年度に限り、上記回答を不適切な状況として取り扱わない」としました。
ところが同日、指導部指導企画課長名で都立学校長宛に「事務連絡②」を発出し、「卒業式の国旗国歌の取り扱いについては、『国旗掲揚の下に、体育館で実施する。』『国歌斉唱を行う』という方針に変更ありません。」と指示し、「説明不足であったことをお詫び」しました。
事務連絡①で「感染防止」のための「緊急対策」として「連絡」した内容が事務連絡②では「国旗掲揚…、体育館で実施…」「国歌斉唱を行う。」に変えられたのです。
同じ日に内容が異なる2回の「事務連絡」を出す。まさに「朝令暮改」です。
その結果、これまでの式次第にあった校歌斉唱、保護者代表式辞、卒業生代表答辞、在校生代表送辞、式歌(卒業の歌)斉唱、などをカットし、①国歌斉唱、②校長式辞、③卒業証書授与、などに縮小して実施した学校も多く出ました。
「君が代」斉唱のための卒業式と言っても過言ではありません。
「感染防止」と言いながら何が何でも「君が代」だけは歌わせるという都教委の異常さが際立っています。
◆ 再任用打ち切り=首切りの事前通告を許すな!
都教育庁人事部は、4月から再任用(5年が期限)される教員に対し、校長へのメールにより、職務命令違反による処分歴を理由に年金支給開始年齢に達したら「採用しない」との「事前通告」をしました。すなわち被処分者に対する「首切り」の事前通告です。
昨年同様の「事前通告」を受け再任用教員として働いている教員にもしつこく今年も通告がありました。これに対し要請で当該の教員が発言しました。
◆ ターゲットは生徒~子どもたちを戦場に送らない!
今や都立高校教職員用の式進行表に「生徒全員が起立するまで式を始めない」と書き込まれており、「日の丸・君が代」強制が生徒をターゲットにしていることは明らかです。
教職員のみならず生徒への人権侵害が当たり前となっています。
それが狙うところは、「日の丸・君が代」を道具にして愛国心を刷り込み、「お国のために命を投げ出す」子どもづくりに他なりません。
私たちは、 学校現場で攻撃に屈せず闘う仲間に思いを馳せ、「命令と処分」の東京の教育行政の抜本的転換を目指して、粘り強く闘います。「『日の丸・君が代』強制は戦争への道」であるとの思いを胸に、「子どもたちを戦場に送らない」ために。
1 2019年3月28日の最高裁決定により減給処分が取り消された特別支援学校教員に対する再処分をしないこと。また、これまでの全ての再処分を撤回すること。
2 東京都教育委員会が2003年10月23日に発出したいわゆる「10.23通達」を撤回すること、また同通達に基づく一切の懲戒処分・厳重注意等を取り消すこと。
3 東京都教育委員会で卒業式に係わり10.23通達に基づく新たな懲戒処分を決定しないこと。
4 最高裁判決に反して減給処分を行わないこと。
5 「入学式、卒業式等における国旗掲揚及び国歌斉唱について」(平成24年1月24日)の都教委の「議決」を撤回すること。
6 卒業式で処分を受けた教職員を対象とした「服務事故再発防止研修」を行わないこと。
7 同研修対象者に受講前報告書の作成を強要しないこと。
8 4月の入学式で10.23通達に基づく新たな懲戒処分を行わないこと 。
9 都教育庁関係部署(人事部職員課、指導部指導企画課、指導部高校教育指導課、教職員研修センター研修部教育経営課など)の責任ある職員と該当者及び被処分者の会・同弁護団との話し合いの場を設定すること。
10 本要請書を教育委員会で配布し、慎重に検討・審議し、回答すること。
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「日の丸・君が代」不当処分撤回を求める被処分者の会
東京「君が代」裁判原告団
事務局長 近藤 徹
携帯:09053278318
事務所:飯田橋共同事務所
〒102-0071 千代田区富士見1-7-8 第5日東ビル501号
被処分者の会HP↓(3月20日更新。下の青のアドレスをクリック・アクセス可)
http://www7a.biglobe.ne.jp/~hishobunshanokai/
10・23通達・同実施指針、新規お知らせ、都教委要請・都教委回答等新規掲載、
判決文等各種資料等入手可能。
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(転送・転載・拡散歓迎。重複はご容赦を。一部報道関係者にも送信)
被処分者の会・東京「君が代」裁判原告団の近藤です。
◆ 10・23通達撤回・卒業式処分をするな・再任用打ち切りの事前通告撤回!
都教委要請を実施~32名参加
私たち被処分者の会は3月19日、「10・23通達撤回・卒入学式処分をするな・再任用打ち切りの事前通告撤回」を求めて都教委要請を実施し、冒頭、要請書、質問書など(下記「参考」を参照)を提出しました。都教委は教育庁総務部教育情報課長及び同課長代理・広聴担当が対応しました。
コロナ騒動の中、集会などの自粛、自主規制が相次いでおり、参加者が少なくなることを心配しましたが、予想に反し会議室に入りきれないほど多数の32名が参加してくれました。心から御礼申し上げます。私たちの真摯な思いを受け止める都教委であってほしいのですが、臨むべくもないのが残念です。
(参考 提出した要請書、質問書など)
・(卒業式処分に関する)要請書 被処分者の会さて、卒入学式等で「君が代」斉唱時に起立・斉唱を強制し、憲法が保障する思想・良心の自由、教育の自由を侵害する10・23通達(2003年)により延べ483名の教職員が処分されています。
・(CEART(ILO/ユネスコ合同専門家委員会)勧告及び都教委「事務連絡」に関する)質問書 被処分者の会
・「懲戒処分歴がある職員に対する事前通告」に関する質問及び要請 被処分者の会
・「10・23通達」の撤回と懲戒処分・再処分の取消を求め、新たな処分を行なわない再度の要請 四者卒入学式対策本部
・再任用打ち切りの事前通告に対する質問と要請 都立K高校定時制・Oさんより
今次卒業式は、同通達後17回目となり、3月1日より行われています。厳しい状況の中、被処分者らは、「日の丸・君が代」強制にに反対し、学校現場で闘いを風化させず、粘り強く抵抗しています。
◆ 卒業式を短縮しても「君が代」だけは歌わせる都教委の異常さ
コロナ騒動の中で安倍政権が突如、小中学校、高校、特別支援学校の「全国一斉休校」を要請し、学校現場が混乱する中、アベ友の小池都知事の下、都教委は全国の自治体に先駆けて3月2日から春休みまでの休校を通達し、卒業式に関しては「新型コロナウイルスの感染拡大防止のため」と称して「参列者の制限と時間の短縮」を前提に実施するとしました。
これを受け都教委は2月28日、指導部指導企画課長名で「卒業式における国旗・国歌に関する調査の実施について」という事務連絡(事務連絡①)を発出し、「本年度に限り…『10.23通達』に示す取り扱いと異なる方法で卒業式を実施する場合」として「国旗を掲揚できなかった場合」や「国歌を含め…斉唱や合唱を行わなかった場合」を挙げ、「本年度に限り、上記回答を不適切な状況として取り扱わない」としました。
ところが同日、指導部指導企画課長名で都立学校長宛に「事務連絡②」を発出し、「卒業式の国旗国歌の取り扱いについては、『国旗掲揚の下に、体育館で実施する。』『国歌斉唱を行う』という方針に変更ありません。」と指示し、「説明不足であったことをお詫び」しました。
事務連絡①で「感染防止」のための「緊急対策」として「連絡」した内容が事務連絡②では「国旗掲揚…、体育館で実施…」「国歌斉唱を行う。」に変えられたのです。
同じ日に内容が異なる2回の「事務連絡」を出す。まさに「朝令暮改」です。
その結果、これまでの式次第にあった校歌斉唱、保護者代表式辞、卒業生代表答辞、在校生代表送辞、式歌(卒業の歌)斉唱、などをカットし、①国歌斉唱、②校長式辞、③卒業証書授与、などに縮小して実施した学校も多く出ました。
「君が代」斉唱のための卒業式と言っても過言ではありません。
「感染防止」と言いながら何が何でも「君が代」だけは歌わせるという都教委の異常さが際立っています。
◆ 再任用打ち切り=首切りの事前通告を許すな!
都教育庁人事部は、4月から再任用(5年が期限)される教員に対し、校長へのメールにより、職務命令違反による処分歴を理由に年金支給開始年齢に達したら「採用しない」との「事前通告」をしました。すなわち被処分者に対する「首切り」の事前通告です。
昨年同様の「事前通告」を受け再任用教員として働いている教員にもしつこく今年も通告がありました。これに対し要請で当該の教員が発言しました。
◆ ターゲットは生徒~子どもたちを戦場に送らない!
今や都立高校教職員用の式進行表に「生徒全員が起立するまで式を始めない」と書き込まれており、「日の丸・君が代」強制が生徒をターゲットにしていることは明らかです。
教職員のみならず生徒への人権侵害が当たり前となっています。
それが狙うところは、「日の丸・君が代」を道具にして愛国心を刷り込み、「お国のために命を投げ出す」子どもづくりに他なりません。
私たちは、 学校現場で攻撃に屈せず闘う仲間に思いを馳せ、「命令と処分」の東京の教育行政の抜本的転換を目指して、粘り強く闘います。「『日の丸・君が代』強制は戦争への道」であるとの思いを胸に、「子どもたちを戦場に送らない」ために。
・・・・・・被処分者の会要請書 要請事項・・・・・・
1 2019年3月28日の最高裁決定により減給処分が取り消された特別支援学校教員に対する再処分をしないこと。また、これまでの全ての再処分を撤回すること。
2 東京都教育委員会が2003年10月23日に発出したいわゆる「10.23通達」を撤回すること、また同通達に基づく一切の懲戒処分・厳重注意等を取り消すこと。
3 東京都教育委員会で卒業式に係わり10.23通達に基づく新たな懲戒処分を決定しないこと。
4 最高裁判決に反して減給処分を行わないこと。
5 「入学式、卒業式等における国旗掲揚及び国歌斉唱について」(平成24年1月24日)の都教委の「議決」を撤回すること。
6 卒業式で処分を受けた教職員を対象とした「服務事故再発防止研修」を行わないこと。
7 同研修対象者に受講前報告書の作成を強要しないこと。
8 4月の入学式で10.23通達に基づく新たな懲戒処分を行わないこと 。
9 都教育庁関係部署(人事部職員課、指導部指導企画課、指導部高校教育指導課、教職員研修センター研修部教育経営課など)の責任ある職員と該当者及び被処分者の会・同弁護団との話し合いの場を設定すること。
10 本要請書を教育委員会で配布し、慎重に検討・審議し、回答すること。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
■森友学園・加計学園・桜を見る会疑惑徹底糾明!
安倍9条改憲NO!安倍内閣退陣!
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「日の丸・君が代」不当処分撤回を求める被処分者の会
東京「君が代」裁判原告団
事務局長 近藤 徹
携帯:09053278318
事務所:飯田橋共同事務所
〒102-0071 千代田区富士見1-7-8 第5日東ビル501号
被処分者の会HP↓(3月20日更新。下の青のアドレスをクリック・アクセス可)
http://www7a.biglobe.ne.jp/~hishobunshanokai/
10・23通達・同実施指針、新規お知らせ、都教委要請・都教委回答等新規掲載、
判決文等各種資料等入手可能。
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