また鳥取のお話です。(まとまってなくてすみません。)
レンタカービッツくんに乗って、「むきばんだ史跡公園」に行きました。
こちらに行ったのは、父のリクエストに応えてです。
鳥取県の米子市と大山町にまたがる、妻木晩田遺跡の調査をもとに作られた公園のようです。
父に知らされるまで全然知りませんでしたが、調べてビックリ。
この妻木晩田遺跡、ずいぶん広い遺跡なんですね。
そのことを知らせるために、資料館ではこんな工夫をしてました。
こちらの緑色の部分が、妻木晩田遺跡。
そこに吉野ケ里遺跡の濃い緑色の部分を重ねてみると・・・
妻木晩田遺跡の方がずっと広いことが、わかりますね。
資料館には昔のむらの様子を再現したジオラマや、
食器の模型(触れるようになっていますね!)、
食べていたものの紹介、
竪穴式住居のつくり、
機織りの仕方、
など、様々な展示がありました。
外には、竪穴式住居を再現したものが。
土に埋まりかけていますが、実際に土を盛って地熱利用をしていたのだそうです。
作りのわかるものも。
そしてこちらが、四隅突出型墳丘墓。その昔、大学の講義で聞いた名前です。
この斜面の下の方には円墳や前方後円墳もあるそうなので、スゴイです!
しかもこの丘からの眺めが素晴らしい。
淀江の町の向こうに弓ヶ浜、美保湾が広がり、島根半島が続いています。
何と眺めの良い所にお墓を作ったものでしょう!
ちょっと興奮しながら見て回りました。
しかも丁度この日、資料館のテラスでお抹茶のお振る舞いが。
見たいと思っていた遺跡を見ることが出来た上、大好きなお抹茶までいただけて、父は大満足!
私も嬉しかったです。
それにしても本当に広い遺跡でまだ発掘していない所の方が広いようですが、なかなか発掘は進まないそうです。
別の建設に伴う緊急調査が忙しいそうで・・・。
そんな事情は、30年前とあまり変わっていないようですね。
史跡公園じたいも広くて、とても一度では回り切れませんでした。
ところで、晴天に恵まれた旅行で、眺望の良さに感激していたのですが、説明をしてくださったボランティアの方は別のことをおっしゃっていました。
毎日ここへ登ってきて沢山の方を案内されて来たそうですが、お天気に恵まれない日に案内した人の方がかえって深く想いを巡らせているようだとおっしゃるのです。
そうかもしれません。
眺めが良いと、ああキレイ・・・で終わってしまうのでしょうか。
また別の機会に訪れてみたいものです。